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Oculus Quest 2を買いました

※本稿は性的な内容を含むので、18歳未満の方の閲覧は禁止です。また、お前の性的な話など知りたくないという方もブラウザバックをお願いします。


Oculus Quest 2を買いました。前々から欲しいとは思いつつ踏ん切りがつかなかったのですが、noteの定期投稿が50回継続できたことのご褒美として購入することにしました。

さて、Oculusといえば、最先端テクノロジーで、没入感のある映像を楽しんだり、バーチャル世界で壮大なゲームを楽しんだり、VR世界で人々と交流したりなど、いろいろな楽しみ方があると思っています。そんなわたしがOculus Quest 2で何をしているか、ですが。


現時点で、アダルト映像作品を見ることにしか使っていません!!!!!!

というわけで、注意書きのところに、「性的な内容を含むので注意」と書きましたが、以下は性的な内容しかありません。

Oculusで何か映像を見るためには、アプリをダウンロードしないといけません。早速アプリケーションの検索窓に行ったのですが、おすすめ検索に一番上に燦然と「DMM」があって思わず笑ってしまいました。大人気ですね。わたしはいきなりDMMをダウンロードするのがなんか恥ずかしかったので、最初はYoutube VRをダウンロードしました。一通りVR空間でのYouTubeを楽しんだあと、DMMプレイヤーをダウンロードしたのです。この一連の動きが、エロい本を買う時に真面目な本を上に乗せてお会計をする人みたいでめっちゃダサいなと思いました。

十円セールのときに購入したカタギ向けの映像作品があったので、とりあえずそれを見ました。第一の感想は、とにかく「すげー!」ということでした。まるでその世界の住人になったかのような感覚はこれまでに体験したことにないもので、大いに感動しました。個人的にすごいなーと思ったのは布の感覚です。ひらひらした布が本当に目の前にあるように見えるのです。肉体が目の前にあることについては何となく想像ができていたのですが、布の質感まで伝わってくるとは思っていませんでした。立体感があるとかいう言葉では言い尽くせていない、「触れないのがおかしいと思うほどの実在性」がありました。

女性器や男性器にかかるモザイクについてですが、これは思ったよりも不自然ではありませんでした。ちゃんとこう、曲面に貼り付いているようにモザイクがかかっているので、さも女性器の形は最初からモザイクなのだと思ってしまうほどの自然さでした。
余談ですが、みなさんは夢に性器が出てきたとき、モザイクがかかっているでしょうか?わたしの夢にはモザイク付きで出てきたことがあります。それでいて、それを疑うことがありませんでした。基本的に人生で一番たくさん見てきた女性器はモザイク付きなので、経験的な学習をもとにすればモザイクがかかっている方が普通だと思うのですが、実際どうでしょうか?経験的な観測で女性器像が確立していない人にとっては不思議な力で見えなかったり、不思議な光で見えなかったりなどもありそうです。ただ、VR作品のモザイクによって、より、夢の中の女性器にモザイクがかかる確率が高まるのでは?と思います。
……ちょっと話がそれましたが、それくらい自然で、モザイクがあることによって興を削がれるようなことは、少なくともわたしにはありませんでした。経験豊富な人にとっては違うのかもしれません。

一番びっくりしたのはキスする場面でした。女性が急にこちらに近づいてきてわたしの唇を奪ったのです。もちろん唇に感覚はないのですが、ちゃんとのけぞってしまいましたし、口はぽかんと開いてしまいました。バーチャルな存在が確実にわたしの口の中にねじ込まれたのです。バーチャル鼻息も感じました。(これはたぶん自分のやつをそう勘違いしただけですが)
ただ、実際妙なもので、キスされる瞬間はドキッとするのですが、目を開けてよくみると、焦点の関係か、一つ目の怪物が舌をチロチロと出しながら至近距離にいるようにしか見えません。その場面がまあまあ長いと、「わたしは一体何をしているんだ?」という気持ちになりました。
VRでキスする人はちゃんと目を閉じるのでしょうか?目を閉じていればこの不気味な場面を目にすることはないのですが、いつ目を開けていいのかわからないので、運用上かなり厳しいのではと思わずにいられません。先日試しに目を閉じてみたのですが、ここぞというタイミングで目を開けた瞬間、お相手と目が合ってなんかドキドキしたので、目を閉じるのが正解なのかもしれません。

これだけの経験ができるので、買い物をしたこと自体には大いに満足をしています。しかし、一点重大な問題があります。それは、Oculus Quest 2が性具でしかなくなっているということです。

このことによる問題は第一に、人になんと説明すべきか迷うということです。わたしは実家暮らしなのですが、Oculus Quest 2を購入したことは家族に知られています。特に何をしているかどうか明確に言っていないのですが、そのうち何かしらの説明責任が浮上する可能性があります。「VRゴーグルで何をしているの?」と聞かれたときに、正直に「エロいものを見て性欲を満足させるためです」と言うことはできないのです。もしそう明言してしまったら、それ以降、Oculusで映像を見ている=エロいものを見ているという恒等式が成り立つようになってしまいます。……まあ、今のところ事実なのですが、それは恥ずかしくて仕方のないことで、認めるわけには行かないのです。
スマートフォンやPCは、「わざわざそれを買う理由」がいくつも明確に存在しています。外出中も連絡が取れるとか、音楽が聞けるとか、プログラムが書けるとか、スマートフォンでなければできないこと、パソコンでなければできないことなどが多く存在しています。一方、Oculus Questに関しては、「わざわざOculusを買ってまでやりたかったこと」が、エロいものを見ると言うこと以外に今のところ本当に特にないのです。まじめな理由があるとしたら、「システムエンジニアとして最新技術に触れておかないとね」程度のものですが、じゃあ何をしているの?と聞かれたときにやっぱり困るのです。したがって、面白いものを今後早急に見つける必要があります。タイムリミットが刻々と迫っています。

もう一つの問題は、VRヘッドセットが性具になるにつれて、VRヘッドセットをつけるとそれだけで興奮する肉体が生まれてしまう、ということです。パブロフの犬のように、VRゴーグルをつけて頭にじんわりとした圧迫感があると、このあとエロいものが見られるのだ、という期待をしてしまうようになるのです。Oculusのホーム画面が旅館みたいなところなのですが、今はもうそれすらエロく見えてしまいます。旅館ですからね。家でOculusを楽しむだけならいいのですが、この傾向が続いてしまうと、将来職場でVRヘッドセットをつけて仕事する場面が出て来た時や、ひょっとしたら眼鏡を作るために巨大装置で視力検査をする時などにも、無用な性的興奮のスイッチが入ってしまう可能性があるのです。

本音を言うとVRチャットとかでバーチャル空間での交流をしてみたいなと言う気持ちもあります。パブロフの犬が完成してしまう前に、ぜひ新たで多様なVRの楽しみ方を覚えて、Oculusをさらに有効活用できたらいいなと思っています。

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