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かわいいものマガジン100回のまとめ

去年の3月26日に思いつきで始めた「かわいいものマガジン」が1月17日(日)で100回を迎えた。よかったです。マガジンの本数を見ると集計ミスで100超えてるが、便宜上この記事を100本目とする。だいたい酔っ払って書いてるんだよな。有料にしているので、対象の写真は見れるけどそれ以外のテキストは購読しないと見えないようになっている。

私はサンリオをはじめとして、かわいいものが好きである。かわいいものマガジンとは私がぼんやりとかわいいと思ったものをまとめるマガジンで、休日に更新している。平日は日記書いてるけど土日は休みたい、でもなんかやりたいということで始めた。看板やマスコット、町中のオブジェや落書きなど幅広く載せている。ざっと振り返ったがひとつも生身の人間は出てきていない。無生物無機物のほうが好きなんだと思う。人間をかわいいと思わないわけではないが、私の心を揺さぶるものは道端で見かける看板やキャラクターだったりする。

かわいいものマガジンのひとつの目的として、自身がかわいいと感じたものから無意識の法則を見つけることがあった。何か共通するものがあるのではないか、と思っていた。でもかわいさは状況によって変わるし、ムードやトーン、気分、自分の感覚のブレで感受性は変わるので一概に言い切るのは難しい。

100本書いてきてなんとなく、私は無意味さ、奇矯さ、空虚さ、ちぐはぐさ、変なこだわり、やさしいもの、小さいもの、不気味さ、間違い、背景にいる人間の気遣い、意味の過剰さ、言わされてる感があるもの、素人、無邪気さ、敵意がない、へんてこ、シンプル、のどかさ、丸さ、無理やり感、そういった要素があるものをかわいいと感じるようだ。まとまりがないが。対象がかわいさを発揮するように作られていないものでもかわいさを感じることがあるし、可愛く作られたものを素直にかわいがることもある(むしろそのほうが多い)。

100本書いてあらためて思ったが、生活をじっくり観察すると商品のダンボールだったり菓子パンのパッケージだったり些細なものにもかわいさが隠れている。わざわざ外に出て発見しようと思わなくてもすぐ近くにあることに気づく。これまで雑に捨てていた野菜のビニールにもかわいいキャラクターがデザインされていて、そんな妖精のようなかわいさに以前よりも気づきやすくなったのは私がnoteを通して身の回りのものをかわいがろうとしたからだと思う。それはとてもいいことだった。これからも周りのものをおもしろがり、かわいがり、楽しもうとしてがんばりたい。


以下は、かわいいものマガジンを振り返って印象深かった10記事だ。コメントを少し添える。中身気になった人はマガジン買ってくれるとうれしい。



マガジンを始めたころに書いたやつだ。

「不気味」「意味不明」「雑なもの」「シンプル」「安直さ」「純真無垢」「役に立たない(無価値)」「人ではない無機物」「不快にならないグロテスクさ」「丸い造形」「幼稚」「無害」「動きが読めない」「頼りなさ」「強そう・弱そう」「過度」

最初に書いた、私がかわいいと感じる要素はそんなに変わっていない。むしろこっちのほうがまとまっているかも。雑さは重要な要素かもしれないな。洗練されなさ、未完成なもの。

このイヌのコインケースはショッピングモールのアウトドアショップで見かけた記憶がある。たしかワゴンセールでかなり割引されていたはず。売れ残ったイヌみたいな悲しさもあるが、意味わからん造形のおもしろさに圧倒された。今でも買っておけばよかったと思う。


無機物をかわいがっている。「おりてね」とちょっとやさしいのがよかったんだよな。注意喚起の看板はほぼ命令だからやさしくお願いしているのがかわいかった。


これもかわいさを発揮しようと作られていないものをかわいがっている。

横浜だったかな。歩道と道路を区切る杭がチンアナゴみたいで、それらが規則正しく整列しているのがかわいかった。目もあるし。おそらく港にある杭を模しているのだろう。


これは学習施設にあったオブジェだ。プラスチックダンボールという素材を使って作られた恐竜。プラスチックダンボールの質感がよかったんだよな。恐竜の簡略化された造形がかわいらしい。家に飾りたい。


これは福井県坂井市の共通買い物ポイントカードのキャラクターだ。がまぐち財布をモチーフにぼってりしていてかわいい。小さな牙。無害そう。横から見た図もいいんだよな。

「仲良くしてね!ポイントあげるから!」のせつなさ。ポイントの授受でしか対象と仲良くなれないのか。いっぱいたくさん友達作ってほしい。


これは笑顔のキャラクターだと思うけど、見ようによってはハチマキで目隠しされて目が見えてないのか? と見方を買えると急に愛らしくなった。


商店街の服屋で見かけた。お店の人が商品を訴求するために描いたのだと思うけど、なんともいい味が出ている。お客さんを精一杯楽しませようとしてくれている。その一生懸命さがかわいい。


これはリカーオフで買った。サッカーしている男の子と風船を持っている女の子のマグカップ。これ本当にかわいいな。幸せそう。素朴でかわいらしいものは眺めているだけでうっとり穏やかな気分になれる。たぶんプリンか何かが入っていたのだろうか。ケーキ屋さんの手作りかな。


かわいすぎる。ふ菓子が「見てのとおりもろいんです」と告白している。自分たちのもろさを自覚している。そして販売員がそれをふ菓子に言わせているのもかわいい。これは深夜のSAで見かけて衝撃的にかわいかったのでよく覚えている。「さわるな!」と言われるよりも丁重に扱おうという気持ちになる。かわいいから。かわいさの力学。


シャッターに描かれていた。竹を食べるパンダにタケノコがキャメルクラッチを決めている。なぜこの絵を描こうと思ったのかも意味不明でかわいいし、謎のメッセージがいい。意味不明な真っ直ぐさは心を打つ。これはね、本当によかったです。


以上10本でした。


これからも休日にはかわいいものをまとめていこうと思うのでぼんやり見てもらえたらうれしいです。


以下は100本目にかわいかったものを乗せます。

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