「失敗したくない」という考えが変わったのは、ひとつの失敗からだった/We are SAC #13
「We are SAC」シリーズの#13はプロダクト部デザイナーの鈴木 咲希です。
ひとつの失敗をきっかけに挑戦を楽しむようになった。
そんな彼女も「SACらしい人」のひとりです!
失敗を避けてきた学生時代
小さい時から割と器用にこなせるタイプだった私は失敗することを強く避ける傾向にありました。やるべきことはできているし、新しいことに挑戦して失敗したら周りの人に迷惑をかけるし、自分が傷つくくらいなら今のままで十分という考え方でした。
高校の時、進路について考えた時も、絵を描くことが好きだったし、受験もなく確実に入学できて就活をするにも安泰そうなデザイン・イラスト系の専門学校へ進みました。
そこで授業を通して「広告」というものに興味を持ち、学校での企業説明会をきっかけにSACを知り、入社することに決めました。そして無事に内定をいただき入社しました。
避けてきた失敗から学んだこと
新入社員研修も終わり、次にデザイン制作の課題に進みました。課題をやるにあたって教育担当者から「今月は○本作ることを目指そう!」と目標設定をしていただきました。
「社会人になっても絶対に失敗はしないように・・・」と思っていましたが、いざ課題に挑戦すると、なんと3ヶ月連続で目標未達成。私のこれまでの人生ではあり得ない失敗を犯してしまいます。。。
「や、やばい…何人もの先輩方にサポートをいただいているのに、これは本当に申し訳ない…挽回せねば…!!」と焦ってはさらに空回りしてまた焦っての繰り返しでした。
ですが、そんな私に対して上司や先輩方は叱りつけたり余計焦らせるなどは一切なく、さらにアドバイスをくださり、別の方法なども考えてくださりました。
社会人になったら、たくさん怒られたり、謝ったりするんだろうな〜という思っていた私は拍子抜け。。。
失敗すること自体を咎めるのではなく、そこから何を学んで次にどう活かすかを大事にしていくのが社会人なのだと気づきました。
もしかしたらSACが特殊なのかも知れませんが、その考え方を自分にも取り入れていきたい!と強く思うようにもなりました。
大きな失敗をしたからこそ得た学びのおかげで、私は小さな時から根付いていた「失敗することへの恐怖心」があっさり消え、どんなことにも前向きに挑戦できるようになり、以降は掲げた目標を未達成で終えることは無くなりました。
挑戦・成長を繰り返すことの楽しさ
SACでは、若手だからまだ早い!などと挑戦する機会を遠ざけることが一切ありません。自分がやってみたいと思ったことなら何でも挑戦させてくれます。
そんな挑戦させてくれる環境が整っている上に、恐怖心が消えた私は無双状態になり、今までの人生では絶対に手を上げてこなかったようなことも「やってみれば何とかなる、失敗しても経験になる!」と興味のあることには何でもかんでも手を上げるようになりました。
例えば、2年連続で参加している学生向けへの企業説明会でもそうでした。
SACの企業説明会は、人事の竹見さんから「企業説明会、一緒にやりたい人いませんか?」と毎年公募があります。昔の私だったら絶対に避けていたであろう「人前で話す」ことも今では参加しています。
企業説明会では各自、自分の資料を作り、持ち時間10分程度で語っていくのですが、本番ではめちゃくちゃ噛むし、説明会が終わった帰り道に「あ、あの言葉は伝えておけばよかった…」と後悔したこともありました。
ですが、社内で人前で話す機会が来たときに思ったより緊張しなくなったとか、自分が今どんな想いで仕事をしているか頭の整理がついたとか、SACに興味を持ってくれた学生さんが増えたことが嬉しかったとか…。
挑戦することによって沢山の収穫を得られるんだなと、「失敗した部分もあるけどやってよかった〜楽しかった〜!」と、2年連続で身を持って体感できています。なんなら3年連続でやりたいです笑
新しいこと・やってみたいことに挑戦して成長を実感することの楽しさに
社会人になってようやく気づくことができました。
さらにSACアワード(※)で一番成長した人に贈られる「ベストグロース賞」を入社半年で、一番SACらしい人に贈られる「行けよ。楽しめ。GO GOLDEN賞」を2年目でいただくこともでき、「あ、今自分がしていることは間違っていないんだ」と社内表彰を通して、さらに自信に繋がりました。
入社前はやってみたかったけど失敗が怖くて手を上げられなかったことが数えきれないほどありました。とんでもない変化ですよね…
私自身もすんなり手を上げられる自分に今でも驚いています笑
人間ってきっかけさえあれば、すぐに成長できるんですね!
これからの私
大好きな物作りに関わりながら、この2年半でたくさん成長することができた私にはなりたい将来像があります。
それは「相手の一歩先を提供し続けられる人」です。
デザイナーとして、依頼者さんには120、150%のデザインをお渡しして喜んでいただきたいし、その先のユーザーにしっかりと届くような広告を作っていきたいです。
また、仕事以外でも人として生きている限りたくさんの方と関わっていくので、相手の望む本質を理解し「ここまでしてくれるとは思わなかった!」と喜んでもらいたいです。
そんな人間になるには、経験による「引き出し」が必要で、自分の知らない世界に挑戦し、失敗して成長を繰り返すことで、どんどん自分の中に「引き出し」が増え、その中から最適解を選べるようになれると思っています。
これからも私は挑戦と成長を繰り返して理想の将来の姿になれるよう頑張っていきます。もしかしたら経験を重ねることで自分のなりたい将来像も変わるかもしれません。
でもその時は、その変化すら楽しんでいこうと思います!