「人の役に立ちたい!」そして、たどり着いたのは“愛”だった/We are SAC #03
Septeni Ad Creative社員が仕事に対する思いを語る「We are SAC」シリーズ(※1)。#03は営業部の澤 慎一。彼はSAC初の営業人材として様々な挑戦を楽しんでいます。(現在はディレクターへジョブチェンジ)
(※1)SAC=Septeni Ad Creativeの略。読みはサック。
澤が手探りで営業活動を続ける中、たどり着いた答えは「愛」。なぜそのような考えに至ったのか?必見のインタビューをどうぞ!!
派遣社員としての入社がスタート
Septeni Ad Creative社との出会いは2015年、派遣会社に紹介してもらったことがきっかけです。デザインに関わる仕事に興味があったのですが、当時のSAC責任者との面談の中で「ディレクターをやってみないか」という話をもらい、WEB広告の制作ディレクターとして入社することになりました。
入社後、仕事を学んでいったのですが、とにかくめちゃめちゃ楽しくて、すぐに「どんどん仕事を覚えていきたい、会社の役に立ちたい」と思うようになりました。そこから仕事にも慣れていき、制作ディレクターとして働いていた約2年間の後半は、チームのリーダーもやらせてもらいました。
2017年には、分社化を機にSACとして初めて、派遣社員からの正社員採用が行われ、僕も6人のメンバーと共に正社員となりました。
その後、グループ会社からの依頼を受ける担当として、依頼元とSAC社内の間に入り、やりとりや調整業務を行うことになるのですが、いま思えばそれが営業的な仕事のスタートだったと思います。そういった主にグループ内の窓口業務を経た後、さらなる拡大を見据え「営業部」として部門が立ち上がることになりました。
会社初の「営業」という新たな挑戦
「営業をやる」となった時は、当時の会社にないものを作っていく、新しい挑戦をする、ということがまず楽しそうだなと思いました。それに加えて、会社として売り上げを出しながら、クライアントの事業へも貢献できるのがいいな、と。
僕自身のことでいうと、同時に正社員になった他の6人にはクリエイティブの部分に強みを持つ人も多く、比べて僕はそこまで長けていなかったというのもあったので、営業という役割をもらったのはすごく嬉しかったです。希少人材になれるチャンスでもあるし、新しい領域で成功すれば拡大もできるし、自分としては「楽しそう」という気持ちしかなかったです。
営業の仕事を始めて、お客様とのコミュニケーションの中で課題を発見したり、物事を進めていくということが楽しいなと感じました。今までもグループ会社間でのやりとりはありましたが、そこを飛び越えて外に出ていくというのは、自分にとっても成長につながったのではと思います。想定外のことがいろいろと起きたりはしますが、そういったことも含めて、いわゆるビジネスというものがわかる楽しさがありました。
一方で、大変なこともありました。僕自身営業の経験はありませんでしたし、一人で始まった部門だったので、社長の金原が最初はつきっきりで教えてくれました。ただそれでも、僕の視座が足りていなかったこともあり、メールの返信スピードなど細かい部分でも、必要なことを理解していくのには時間がかかりました。
SACらしさは人生を楽しむこと
いま振り返って印象に残っているのは、会社のアワードで最もSACらしい人を表彰する「行けよ。楽しめ。GO GOLDEN賞」をもらったことです。前例がない中で、楽しく挑戦している気持ちはあるものの、何が正解か、自分がやっていることが合っているのかはわからない状況でした。がーっと進んでみるものの、ふと立ち止まったときに自分は何も培ってきているものがないかもしれない、と思ったりもしていました。
それが賞をもらったことで、挑戦することや、楽しく仕事をするといった姿勢含め、自分がやれていたことがあったのだなと感じられ、嬉しかったと同時に安心したことを覚えています。
自分がSACらしいのか、と言われるとよくわからないというのが正直なところです。僕が思うSACらしい人というのは、勉強熱心で、他者に思いやりがあって、前向きで、変化を楽しいと思える人を思い浮かべます。もっと大きなくくりでいうと、プライベートも仕事も含めて人生全体を楽しんで満喫している人というイメージです。そういう人は、行動や表情にもそういったことが表れてくると感じます。
僕が普段から心がけていることとは、元気に人と接することや、同じビルの人とかにもちゃんと挨拶することなどがあります。そういう行動が、前向きだと思ってもらえた理由の1つかもしれません。SACらしさにも通じますが、楽しく人生を送りたいということは強く思っています。
社会や人の役に立てることがやりがい
現在の仕事では、グループ内外のお客様に対してクリエイティブ制作の営業をしています。
僕は、人の役に立てることはとても嬉しいことだと思っています。そして、いまの仕事は、自分のやっていることがどれだけ世の中の役に立っているか、社会貢献につながっているか、ということが実感しやすい場所であると感じています。
僕らの売り上げというのは、お客様に求められていることの結果であり、その仕事を通してお客様の事業にも貢献ができます。僕は、例えば10万円の売り上げに対しても、それは10万円分を社会とか世の中に貢献できたという風に思っています。営業という仕事はそういったことが数字や感謝の言葉としてわかりやすく感じられるため、その実感が僕の仕事のやりがいにつながっています。
ただ、直接反応を感じられるということは、同時にできなかったことや自身の足りない部分も目に見えてわかりやすいということです。それは苦しいし悔しいことではありますが、それも含めて楽しさだと思っています。僕ももうすぐ40歳なのですが、この年齢になっても自分のだめな部分に気づいたり、知らないことや失敗を経験したりして、そしてそれに対して「直そう、がんばろう」と思えることは、社会経験を積んで成長していることの裏返しでもあると思ってます。人としてちゃんと生きているな、というのを感じられます。
成長と変化を与えてくれたSAC
社会に対して役に立ちたいという想いは、SACに入ってから強くなりました。もちろん家族ができたり、いろいろなきっかけはありましたが、他の会社にいても同じ気持ちになっていたかはわからないです。
もちろん苦労したことや落ち込んだこともいっぱいありますが、派遣社員で入った瞬間からどんどん気力が出てきて、やりがいを感じて、いまに至るまでそういう気持ちが膨らんでいったように思います。なので、この会社でこの仕事ができていることが、人間としての成長につながっているのかなという想いがあります。
ただそれは、自分で何かを変えたという感覚はあまりなく、周りの人や環境にどんどんひっぱっていってもらえたからだと思っています。僕は日頃から対話を大事にしているのですが、そういったことの中から「澤には、こういうことをさせたほうがいいのでないか」ということを見つけてもらってきたのかもしれないです。本当に周りのおかげです。恥ずかしいので、皆の前では言わないですが(笑)。
僕らの会社は北海道の制作会社としては大きい規模だと思います。オフィスもおしゃれで、制作の仕組みも、制作しているクリエイティブのクオリティもどんどん上がってきていると思いますし、良いものを作るための努力をみんながし続けている、やりがいを持って働ける良い会社だと思っています。ただ、僕らの会社を知っている人は周りにほとんどいないです。なので、僕は会社の認知をもっと広げていきたいと思っています。
「北海道のクリエイティブの会社といえばSACだよね」と言われたり、クリエイティブに興味のある学生に就職先として思い浮かべられるようになりたいです。SACという会社やブランドを世の中に知ってもらえるための動きというのは、これからやっていきたいことの1つです。
愛のある会社にしていきたい
これからへの想いでいうと、恥ずかしいからあまり言いたくないのですが、愛に溢れている会社にしていきたいと思っています。エーリッヒ・フロムの「愛するということ」という本がとても好きなのですが、愛というのは技術であり、能力の話だということが書かれています。愛は受動的なものではなく能動的なものであり、人間はどうしたら愛されるかということを考えがちだけれど、愛とは能動的に与えまくるものであって、与え続けることで返ってくる、と。
こういった思いやりとか配慮みたいなものがないと、チームや会社の中で、良い議論も切磋琢磨もできないと思います。相手や仕事への愛があることで、良い方向に向かうためのぶつかり合いも生まれると思います。
世の中は愛でできている、と最近よく思うようになりました。他者への思いやりや尊敬というのは以前から思っていましたが、それを愛という形で消化できたのは最近です。会社が大きくなってくると、見えない範囲が生まれたり難しいことも出てくると思うのですが、社内の調整ごととかも愛を持って接していくことで、良い方向に変わっていったりおもしろいことが起きると思っています。結局、人間と人間で成り立つものだから。
そんな、愛があって人の役に立ちたいと思える人と同じチームメンバーとして働けると嬉しいなと思います。あと個人的には、挫折したけれどまたがんばりたいと思っている人と一緒に働いてみたいです。自分の人生を変えたい、良くしたいと思っている人は、強いし、仕事も会社の文化も吸収しやすいはずです。僕も経験上共感ができるので、そういう人と一緒に熱くがんばっていけたら楽しそうだなと思います。