人事の僕が2度も「企業理念の変更」を提案した理由
こんにちは。「スナックタケミ」の竹見ママです。
ママと言ってもゴリゴリのおっさんです笑
僕はSepteni Ad Creative株式会社(以後、SAC/サック)の採用から働きがいづくりを担当しているPR部で責任者をしております。
今回は、なぜ僕が「企業理念の変更」を2度提案したかの話になります。個人的な想いの話になりますが、よかったら付き合ってください。
1度目のキッカケは恐るべき低かった〇〇だった!?
分社化して2年経った2019年、従業員の人数も100人を超えたこともあり、感覚的にみなさんの働く状態に悪い変化を感じました。そこでPR部でじっくり会議を行い、自分たち(当時4名)が思っている会社の課題を出し合い、それに対して仮説を立て、検証する意味でアンケートを取りました。
そこで驚くべき事実が発覚!!!
なんとビジョンの正答率がまさかの一桁台。正解者のほとんどがPR部のメンバーでした。。。
これではみんなの向かう方向がバラバラになってしまうのも当然!
そこでアンケート結果を社長の金原さんに共有し、もっとわかりやすく、今のSACにあったビジョンに変更する提案をさせていただきました。
その時の金原さんの想いをPR部でまとめて出来たビジョンが”関わる全ての人に「驚き!」をデザインする”です。
SACらしいビジョンが完成したので、浸透プロジェクトという社内横断プロジェクトを立ち上げ、有志メンバーと共に企業理念を社内に伝えていく取り組みを行いました。
仮説検証で始めたアンケートはその後も半年ごとに取りつづけ変化を追っていましたが、プロジェクトの成果もあり、正答率は大きく改善しました!(やったぜ!)
2度目のキッカケは下がり始めた〇〇だった!?
アンケートでは社員のエンゲージメント(eNPS)も測りつづけ、みんなの状態を確認していました。開始から半年後にコロナによる在宅勤務が始まりましたが、会社全体や各チームでの施策の成果もあり、エンゲージメントが右肩上がりで3年連続で向上し続けました。(やったー!!)
ただエンゲージメントの向上とは反比例し、アンケートの回答率が低下していくことが若干気になってました、、、そして嫌な予感は的中!
4年目に実施した8回目のアンケートで初めてエンゲージメントが下がってしまいました。それでも日本企業の平均と比べたら全然高いのですが、回答率52%で約半分の人しか答えていただけていないことが何よりもショックでした、、、
みんなが以前より、働きがい(やりがい)がなくなったのかも?それによって会社を自分ごと化しなくなってきているのかも?と不安になってきました。(さぁ、どうしよう・・・)
僕がSACで働き続ける理由
僕は仕事やプライベートに関係なく、人に良い影響や良いキッカケを与えられた時に幸せを感じます。例えば「竹見さんに影響されて◯◯始めました」やシンプルに「楽しかった!」と言われるとめっちゃ嬉しいです笑
なのでSACも良い影響を与えられる会社にしたい!と思っていて、「SACで働けて良かった!」「SACのおかげで成長が出来た!」と言ってもらえることが僕の幸せでもあります。そう思える会社だから僕はSACで働き続けています。
正直、アンケートの結果に一喜一憂してしまいます。結果がついてこない事で諦めてしまう自分もいます。でも何かのせいにしたところで誰も幸せにならないので、会社のためにも、自分の純情な感情のためにもなんとかしたいと思いました。
そのためにはまず「エンゲージメントの改善」が必要と思い、エンゲージメントについて勉強を開始しました。(よし、やるぞ!!)
エンゲージメントを高めるコツは〇〇だった!
セミナーの参加や何冊か書籍を読んだところ、共通して「企業理念が大事!」とありました。SACは4年前に企業理念を作り直したので大丈夫だと思っていましたが一冊の本に「エンゲージメントを高めるコツは組織を整える」と書いてありました。
確かに僕自身も4年で「将来の夢」が変わったこともあるので、会社も将来の夢(ビジョン)が変わってもおかしくないと思い、整えることを前提に見直すことにしました。
4年前、一緒に企業理念を作った石川(現コーポレートマネジメント室)と廣川(PR部)とプロジェクトチームを発足し、「みんなが会社の方向性を理解し、行動することで、より大きな成果を生み出し、会社・個人の成長と働きがいをつくっていく」をゴールに企業理念を再策定を始めました。
あらためて金原さんに今の想いを何度も聞かせていただき、それをプロジェクトチーム内でまとめ、出来た新しいビジョン(兼ミッション)が「わたしたちとお客様の幸せのために日本イチ価値のあるクリエイティブ会社になる」です。
SACらしくシンプルで想いの強いビジョンが出来たと自画自賛です笑
そしてビジョンを実現するための価値観(どのように考え、行動するのか)をマネージャーたちと話し合い、4つのバリューも策定しました。
企業理念の再策定は「幸せ」へのスタート!
2024年1月4日、仕事始めの朝に時間をいただき、みなさんに新しい企業理念の変更について説明をしました。エンゲージメントの勉強を始めて約半年、やっとここまで来ましたが再策定はあくまでスタートです。
次に「企業理念の理解・浸透」のために浸透プロジェクト2024という社内横断プロジェクトを立ち上げ、有志メンバーと共に企業理念を社内に伝えていく取り組みを実施しました。メンバーのおかげもあり、かなり浸透率が向上しました!
この次は「企業理念を成し遂げるための行動」として育成の仕組み作りや人事評価制度を整えたり、やりたいことは沢山あります。
「会社・個人の成長と働きがいをつくっていく」というゴールまでの道のりはまだまだ長いですが、自分がやれることから一歩ずつ進んでいき、この会社でこの仲間たちと沢山の幸せを感じながら、いずれ「日本イチ価値のあるクリエティブ会社になる」SACで働き続けます!
竹見 大輔 PR部責任者/スナックタケミ ママ