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ひらめき☆マンガ教室 課題2_ネーム感想  その1

はじめまして、ごごいちです。
さやわかのカルチャーお白洲をきっかけに、ゲンロンの『ひらめき☆マンガ教室』第6期へ聴講コースで参加しています。

マンガはたまに気になったものを月に1回程度の頻度で読んでいたのですが、技術的なことや絵についてはあまり詳しくなく、ひらめき☆マンガ教室に参加するまでは「ネーム」なる単語もうっすらとしか知りませんでした。
現在も、1回目の授業に参加して、ネームがマンガの設計図であることをなんとなく理解したというレベルです。

この文章は、そんなマンガにあまり詳しくない人間が、ひらめき☆マンガ教室 課題2「『嫌いな人、嫌いなこと、嫌いな考え方』について描いてください。」に提出されたネームを読んだ際の感想です。

もともと感想を文章化するのが苦手です。感想を持っても、良い悪い、好き嫌い、面白い面白くなかったという解像度が低い語彙しか出力できないことがほとんどで、そこをもう少し詳しく説明できるように何ページ目をどう読んだか、どこでどんなことを思ったかを記述するようにしています。

課題2は27作品のネームがあり、その感想について今回は課題提出者一覧の後ろから順番で記載します。また、読みやすさのために9作品ごとにその1、その2、その3とページを分けています。


課題2_ネーム感想 その1

四日街「くだらないこと」

3ページ3コマ目の口元とセリフだけでより恐怖感があって、こういう親はほんと嫌だなと思った。
主人公が恐怖感に負けてしまうかと思ったけれど、4ページ目で破られた紙を貼りなおしているところは、ほんとうに絵が好きなんだなと思い、ページ数が多く無い中にもドラマがあってよいと感じた。

ヤマオカ兄弟「クズの惑星」


たくさんの要素が入っているけど、途中で止まることなくサクサク読めた。
12ページ1コマ目、15ページ1コマ目、18ページ1コマ目など絵柄が変わる箇所がセルフツッコミのような感じで、疑問やツッコミどころを解消してくれている感じがして、テンポを落とさずに読むことができたのだと思う。
数えたら課題の制限である16ページを越していたが、そこについてはあまり気にならなかった。

ねりけし「しいたけぐらし」

しいたけを育てたくなるマンガだった。しいたけが苦手な人が書いてるとは思わない、しいたけ愛も感じられる。
9ページの1コマ目のドーンという感じが好き。10ページ目がしいたけの調理過程がとても美味しそうだったが、11ページ目のしいたけステーキが10ページの描写と比べると少し美味しそうな感じが少なく感じた。
テーマが嫌いなことですが、読後感としてはしいたけが嫌いとは思えない、むしろ好きなのではと錯覚させてくれる面白いマンガでした。

ヤギワタル「のろまな占い師」

AI水晶のアイデアが面白かった。9ページの1コマ目はいいなと思った。
14ページ目以降、物語としての結末が弱い?からか、主人公が背景に溶け込んでしまう感じがあって、前半部分とのギャップを感じた。

たにかわつかさ「たえろっ!冨永先生」

主人公の最初の笑顔がかわいい。5ページ目まではどういう方向性にいくんだろうと思いながら読んでいて、6ページ目のコサキくんが登場後、いい話にいくのかと思いきや、コサキくんに最後ブチギレるという結末は予想していなかったので、いい意味で裏切られた!と思いました。
読後の爽快感がスカッとしたのですが、コサキくんがもっと嫌な奴だと、もっと感情移入できたかも。


東京ニトロ「ミイラ対ゴキブリ(船橋編)」

女子大生とミイラの活劇風の漫画。ミイラと女子大生の会話のテンポ感がよい。
フリーのミイラは何となく分かるけど、フリーの大学生とは?恋人がいないという意味のフリーなのかな。船橋編とあるので、本八幡編とか木更津編とか別の作品も想定されているのだろうか。
完成稿楽しみなのに、リアルなGが描かれるのは楽しみじゃないというジレンマ。

高月晃太「部活だから」

3ページの1コマ目の虫が出た!キャーとという感覚にすごい共感した。
個人的に虫が嫌いすぎるからかもしれないけど、部活の設定にあまり注目が出来なくて、理科部の部活で夜に集まってやることは何だろうと考えた。鈴虫とか夜間に主に活動する虫を観察する会なのかな。

藤原ハル「きらいなあのこ」

とても読みやすくて、掲載媒体は分からないけれど、ティーンかそのちょっと上の少女漫画雑誌に掲載されていそう。
表紙絵がとてもいいなぁ。10ページ目の顔から小梅川さんの「こんな自分が大嫌い」というという気持ちがよく伝わってくる。
2人が出かけて小梅川さんと琴森さんがわちゃわちゃしている続編をみたい。

大須賀健「素直に笑えばいいのに」

女の子ふたりの友情ものかなと思い読み進めると、9ページ目で転換して10ページ目でまさかのホテル!
百合ものというか、女の子同士のセフレだったのかと驚いた。
11ページ目から背景が斜線のコマが多く、そこは少し単調に感じた。読後に特にこれという特定の感情の想起は無かったけれど、引っかかるところはほとんどなくサクサク読むことができた。

その2へ続く

ひらめき☆マンガ教室 課題2_ネーム感想 その2へ続く。


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