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ひらめき☆マンガ教室 課題2_ネーム感想  その3

こんにちは。ごごいちです。
この文章は、ひらめき☆マンガ教室 課題2のネーム感想 その3です。

課題2は27作品のネームがあり、その感想について今回は課題提出者一覧の後ろから順番で記載します。また、読みやすさのために9作品ごとにページを分けています。

ひらめき☆マンガ教室 課題2_ネーム感想 その1はこちら
ひらめき☆マンガ教室 課題2_ネーム感想 その2はこちら

課題2_ネーム感想 その3

中山墾「飴屋ちゃんのイライラキャンディライフ」

3ページ目のアメを4つ一気に食べるところは飴屋さんのイライラが伝わってきた。11ページの1コマ目の絵から男性の気持ちを書いたのだと推測したが、誰の独白なのかが少し分かりづらかった。最後の議事録で報復するやり方もスカッとした。
キャラクターとしての飴屋さんの違う話もみてみたい。

ぼんち。「人の振り見てなんとやら。」

お客さんが諭吉に見えるやつだ。
8ページの3,4コマ目の蔑むような表情は実際にどんな顔になるか気になる。
10ページの4コマ目のスタバじゃないという突っ込みには、その前のセリフがもっと長くて意味がわかりづらい方がスタバっぽい?
16ページ3コマ、4コマ目の、自分を偽ってよく見せようとしているという結論部分は、もう少し強調(コマの大きさなど?)されると伝わりやすいのではないかと思った。

深田えいひれ「負け戦」

表紙絵から自分はこのマンガの対象読者じゃないだろうなと思ったけれど、声を出して笑いながら一気に読みきった。
9ページから10ページにかけての、アイドルの定義(間違ってる)からその突っ込みの流れにクスッと笑った。
11ページから12ページのプロフィール詐称からのクビにしようかなという社長の呟きとライブは歴代最高に盛り上がったというオチも好きだった。

ばやし あきや「布団は魔境」

主人公の性別が最初どちらか分からなかった。前髪についてるピンだけだと、今は男性もつけていたりして一瞬男性かと思って、7ページ目まで幼なじみと恋愛ものかなと勘違いしていた。
8ページの3コマ目でようやく主人公、女性なのか!と気づいた。
10ページの1コマ目のあきれたような顔がいい。11ページの2コマ目のキリッとする顔はコメディ感があって面白い。
結末の14ページ目からの流れにうまく乗れなくて、あ、はい、という読後感だったのだが、このあたりはどんな読後感を与えたくて作っているか気になった。

阿山カンフー「にくのカンヅメ」

4ページ目の子どもがあらわれたところが、ああよかったなと思った。
3ページの4コマ目が閉鎖空間に吸い込まれている感じの描写にも見えたが、その前ですでに閉鎖空間に入っているので、ここは助けを呼んでいる描写なのかと読み直した。
8ページ目がとても詩情があって良いと思うが、その前の7ページの3コマ目の花屋がもう少し強調されていると、次のページがより引き立つかも?7ページ3コマ目は急に街の風景になった感じがあった。
表紙とお話の関連性が分かりづらいように思う。ギュウギュウしかかかっていない?

赤い氷「マンコーの叫び」

主人公が倒す相手となるマンコと力を授けてくれるマンコーの名前の違いが最初よく分からずに読んでいて、どうしてマンコが力を授けてくれるだろうと思ったので、名前はもっと分かりやすい方がいいかもしれない。
読んでいるときの感情は怖い話として読んでいたのだけれど、意図したのはエロさなのかが気になった。あと、民話等にある「歯のある膣」の話を思い出した。

アキオ「告白」

3ページ目まで急に怖い、怖いよと思っていたのが、4-5ページで彼女にとって選択肢として無しでは無いなと、怖さがちょっと中和され、6~8ページで山田くん案外いい人なのではと思い、9ページ目でいい感じに着地してよかった!
二人とも幸せになってねという感情になった。
作者の手のひらで転がされてる感じがとても楽しかった。


明青りんご(あおりんご)「鬼山さんは厳しい。」

2ページ以降、会社の中での鬼山さんと主人公の関係性について読みやすかった。
12ページの5~7コマの流れにグッときた。コーヒーを握る手が、語っている感じが良い。
つまづいたところは、1ページ目の渋谷という場所や、スタートアップ企業という設定について。最後まで読み進めても、渋谷やスタートアップ特有の要素があまり無いように思ったので、もっと抽象度の高い上場企業のような括りでも物語が成立するのではと思った。

形井中へい「胸センサー」

主人公の女性に感情移入しやすくて、あるあると思いながら読んだ。
気になったコマは3ページ5コマ目の「DMの枚数」がダイレクトメッセージの枚数??と一瞬なって、あ、ダイレクトメールのことかと読み直した(Twitterをやり過ぎているだけかもしれない)。
5ページ3コマ目のバッと振り返るところが、まるで音が聞こえてくる感じがした。
8ページ2コマ目の独白「なりたくもないフェミニストに近づきつつある自分が嫌になる」がちょっとだけ男性目線な感じがして、引っ掛かりを覚えた。
10ページの4コマ目はコーヒーを流し込んでいるところ?絵からは読み取れなかったので、何を描いているか知りたい。
14ページ3コマ目のもうしょうがないなという絶妙な表情がいいなと思った。

おわりに

課題2のネームを読んで、改めてマンガを創作する作者は凄いと感じました。

次の課題3のネーム、また課題2の完成稿が読めることが楽しみです。

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