オレ流クソ主観素人お笑い論28「大道芸」
オレも一応大学でジャグリングをやっていて、ヨーヨー漫談というネタも披露したことがある。
ジャグリングってのは、物を器用に操る、動かない物体をあたかも生きているかのように動かすこと。
ジャグリングにはヨーヨーの他にもディアボロ、ボール、皿回し、デビルスティック、スピードスタックス、ダイス、メテオ、ポイ、シガーボックスなど無数にある。
んでジャグリング以外にも大道芸というのは無数にあるし、見せ方も多種多様。
フラフープを用いた芸、トランプやリングなどを用いたマジック芸、逆立ちして足でプリンを食べる芸、乳首に洗濯バサミを挟みながらけん玉をする芸、タイヤみたいなものの上に板を置いてその上で逆立ちみたいなことをする芸、キーボードを用いて曲と曲とを繋ぎ合わせて演奏する芸、お盆等で大事な箇所が見えそうで見えないようにする裸芸。
色々なやり方や見せ方がある。
んでマジックだろうがジャグリングだろうがその他の大道芸だろうが共通して言えることは、
お笑いは結局喋りの技術である。
オレがヨーヨー漫談のネタをやったときは、ヨーヨーの技術は独学で技を極めたので自信があるが、喋りがヘタクソだったため滑り散らかした。
言ってしまえばお笑いを見に来るお客さんは「すごい」ものを見に来ているのではなく、笑う為にお金を払って芸を見にきている。
そこを勘違いしてはならない。
いくらすごい技をやったとしても、やりながら説明したり盛り上げる為の喋りが面白くなければ台無しになることが多い。
ただ、技量や見せ方次第ではすごすぎて逆に笑えてしまう芸もあり、それを自分で計算できていれば喋りの技術がそんなになくても大道芸の技術でカバーしてある程度の笑いは稼げる場合もある。
その場合は問題ないが、結局は芸人は言葉を扱う職業なので喋りの技術は磨いておくに越したことはない。
あとはかまいたちの濱家みたいに漫才やコントの大会等で活躍して知名度を上げた上で、すごいマジックを普通に披露しておいて最後にカメラ目線でドヤ顔をする笑いの取り方もある。
知名度が高ければ、そういう見せ方をしただけでも笑いが起こることもある。
大道芸スタイルに関しては、オレ個人的にはそういうイメージである。
では今回は以上。