オレ流クソ主観素人お笑い論7「賞レースの出場資格(芸歴、コンビ結成歴、性別)について」

テレビで決勝が放送される賞レースは大きく4つある。

・M-1グランプリ

・R-1グランプリ

・キングオブコント

・THE W

いずれも出場資格が違うことについて、私見を綴る。

M-1はコンビ結成15年以内の2人以上のコンビまたはユニット、R-1は芸歴10年以内のピン芸人、キングオブコントは2人以上のコンビまたはユニット、THE Wは人数は問わないが女性であることがそれぞれ出場条件となる。

これらについて賛否両論色々あるのだが、結論から言うとオレ個人的には全部賛成である。


まずはM-1グランプリから。

かつてはコンビ結成10年以内だった。

才能を目覚めさせる意味合いだけでなく、10年やって結果出せなかったら辞めなさいという意味合いも込められている。

今は15年以内だけど、ラストイヤーを待たずにM-1から身を引くコンビもいれば、解散してしまうコンビもいる。

オレ個人的には、2026年くらいから10年以内に戻しても良いと思う。

理由は、2011年から2014年までは開催お休み期間であり、2015年に復活したときに、5年休んでいたから出場資格を15年と5年引き伸ばしたと聞いている。

そうなると2010年までに結成したコンビが5年間救済されることになり、最大12回?出場できるが、2011年以降に結成されたコンビは13回以上出場できることになるから、12回までしか出場できなかったコンビと比べて公平性に欠ける。

そのため2026年以降もM-1が続くなら、そこからは旧M-1のように10年以内に戻してあげてほしいかなと。

10という数字はオレも区切りが良いと思っている。


またR-1グランプリに関しても2021年から芸歴10年以内しか出れなくなった。

これに関して、おじさん芸人など芸歴を滅茶苦茶重ねた人ほど芸に味が出るのではという意見が見られた。

ただ、芸歴重ねれば重ねるほど辞め時を見失うと聞くし、本当に味が出てくる芸人は一握りだとも聞く。

そういう意味では、10年という数字はやはり区切りが良く思える。


M-1やR-1の出場条件に満たしていなく、それでもお笑いを続けたい、諦めたくない人が目指せる砦がキングオブコントなのかなと。

こちらは芸歴も結成も数字の制限が今のところ無い。

よってまだ目が出てなくて売れたいベテランの方々もたくさんこちらに出ていることと思われる。

ピンの方は誰かグループに混ぜてもらうかピンの人に声をかけてユニットになれば出れる。

そういう意味ではキングオブコントは、まだ芸人を諦めたくない人の為の賞レースとも言えるのかなと。


またTHE Wに関しては、オレは男だということを踏まえて見解を言わせてもらう。

こちらは女性であればピンでもコンビでも漫才でもコントでも良いが、とりあえず審査が大変そう。

ピン芸とグループ芸を比較したり漫才とコントを比較したりしなければならないから、審査基準が難しそう。

ただ女性芸人にとってはこれで優勝すれば色々と番組に出れるし、優勝できなくとも決勝に行けば「ファイナリスト」という肩書きは手に入る。

まあ他の賞レースもそうなんだが、他3つの賞レースはどうしても男性芸人が強い傾向にある。

M-1は男女コンビと女性コンビの優勝者がまだ出ていない、キングオブコントも確かそうなのかな?

R-1は女性芸人の優勝者は出ているが、男性芸人の優勝率の方が高い。

ちゃんと調べてなくて申し訳ないのだが、そもそもが女性芸人の数が男性芸人より圧倒的に少ないってのもあるのかもしれない。

人数が多ければその分勝率が高くなるのは必然か。

そういう意味ではTHE Wは女性芸人にチャンスを与えてくれる貴重な大会なのかなと思う。


オレはこの4つの賞レースの公式アカウントをツイッターでフォローしているが、4つとも出場資格や大会の目的は賛成しているし、今後も出場する芸人や大会に携わるスタッフを、そして大会そのものを一お笑いファンとして応援したい。

以上。

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