オレ流クソ主観素人お笑い論36「メタ漫才」
漫才も細分化すると色々あるものだが、今回のメタ漫才ってのは簡単に言えば、漫才をいじった漫才って言えばいいのかな。
しゃべくり漫才のようでしゃべくり漫才ではない。
あるいはコントや羅列型をやりながら漫才自体をいじるパターンもある。
そして漫才だけでなく、漫才でありがちなパターンをいじったり、漫才の大会や番組をいじる場合もある。
それらをいじることによる笑いを起こすスタイル。
M-1グランプリの予選ではときたま出てくる印象。
主にメタ的なセリフには以下のようなものがある。
「漫才は滑舌が大事ですからね」
「あのー、勝ち上がる気がねーだろって目で見るのはやめてくださいね」
「M-1の結果は吉本が全部決めている」
など。
オレにとって印象的なメタ漫才はやはりアルコ&ピースとラパルフェだ。
アルコ&ピースは忍者フォーマットと言って、THE MANZAI2011決勝で披露したネタがある。
コント漫才や羅列型漫才の入り方などをいじったネタである。
もうこの時点で「漫才」という名のコントが始まっている。
そこから片方がお笑いの業界の厳しさを熱く語りながら笑いを起こしていく漫才、というか一種の寸劇である。
昨年のM-1でもこの忍者フォーマット漫才で準決勝まで勝ち進んだ。
そしてラパルフェは昨年のM-1で準々決勝で敗退したものの、M-1グランプリという大会自体をディスるネタで爆笑を起こした。
あれもしゃべくり漫才のようで、漫才という名のコント、寸劇のようなものだとオレは思った。
メタネタも作り方は難しいが、考えれば色々思い付きそうで面白い。
結局、着眼点が大事だと思う。
どこに目をつけていじろうか、それが思い付いたときがメタネタの始まりかなと。
そんな感じ。
以上。