見逃しがちな、バングラデシュ・ダッカに泊まる・住む際、気をつけるべきこと②

気をつけるべきこと、その②になります。

バングラデシュと日本の、休日・祝日は大きく違います。

バングラデシュを訪れる際、飛行機やホテルを予約する前にJETROのサイトより「バングラデシュ祝祭日」を確認してください。

祝日の種類によっては、前日や当日に暴動がおこりやすいということもあり、空港やモスク、人が多く集まる繁華街などは行かないほうが無難(トラブルに巻き込まれやすい)と言われます。

一番注意していただきたいのは「イード」という期間。太陰暦によって決まるため毎年日付が変わる、移動祝日となります。JETROのサイトには日付が掲載されていても多少ずれることもあります。

「イード休暇」は一年に2度あり、私は簡易的に「前イード」「後イード」と言っていますが、今年は5月下旬が「前イード」となり、7月末日が「後イード」となります。イスラム教最大の祭典、です。

前イードは断食明けの連休です。長期の断食なのですが、実際のところ、日が昇り、日が沈むまで飲み物も禁止(敬虔な場合だと唾もNG)というだけで、日が暮れると「イフタール」という断食時期オリジナルの食事を食べます。金土などを挟み、だいたい一週間程度の「前イード休暇」ですが、バングラに住む日本人はだいたい、海外に行くことが多いです。断食時期もそうなのですが、食事を断つことで気が荒ぶることもあり、危険が増しますので、断食中や前イード休暇中は注意するように、日本人は呼びかけられることが多いです。

「後イード」は、見るも無残な「犠牲祭」というお祭りが執り行われます。何をするかというと、牛、ヤギ、ヒツジなどを殺し、その肉を近所の方々に振る舞う、というイベントが行われます。この時期も、基本的には日本人は、海外に行くよう促されることが多いです。

私はまだ「犠牲祭執り行い中」を拝見したことはないのですが、聞くところによると、明日殺されるとわかっている牛などの切ない鳴き声が前夜には響きわたり、マンションの前や駐車場で牛が首を切り落とされ、さばかれるのだとか……(考えただけで驚愕)。昨年、見た人の話によると、ダッカの外国人居住区(高級住宅街にあたる)でも、多くの牛が生贄としてささげられるそうで、終わった後に駐車場に行ったら、一面血の海だったとか……。

心臓の強い方はいいでしょうが、バングラに住むイスラム教の方々でも子供には見せないようにするなど、やはりかなりショッキングな光景なので、この時期、うっかりバングラに来て、街中を歩いていると「ギャーー!」なんてこともあり得ますので、注意が必要です。

行く日に祝日やイードが重なっている場合は、しっかりとネットで調べて、大丈夫かどうか確認する方が身のためです。

そしてバングラデシュは基本、金・土が休みです。金土を営業して日曜が休み、なんて店も結構あります。また、朝早くからお店がオープンしていないことも多いので(11時~とか)こちらも注意が必要です。

逆に言えば、日本の長期連休がバングラの平日であれば、旅行には来やすいかもしれません。バングラには年末年始の休暇もありません。バングラは年間通じて、航空券の上下があまりないかと思いますので、日本の長期休暇の時期が比較的、来バしやすいかもしれませんね!

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