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2020年に買い入れした旧一般NISAのお金はどうしたらいい?

証券会社からメールがきました。

つい先ほどのことです。

内容は、2020年度に旧一般NISAで買付した金融商品についてだった。

新NISAができる前、旧一般NISAにはロールオーバーといって、最長10年間非課税口座にお金を残しておける制度があった。

だが、新NISAができた影響で、旧一般NISAのロールオーバーはできなくなってしまった

恐らく、旧つみたてNISAではなく、旧一般NISAで購入していた人は少ないと思うので、自分のためのメモとして、個人的見解を綴っておく(あくまでも個人的なメモのため、正確性は保証できかねます。何か損害が起きても自己責任でお願いします)。

私のように、旧一般NISAでロールオーバーして10年間インデックスで運用していようと思っていたあなたのためにこの記事が役立てば幸いです。


インデックス投資の大原則は、タイミングを見ずに放置しておくこと

私はインデックス投資を好んでおり、原則に従えばタイミングを見ずに買って放置しておくのが正解であるというのは理解している。

また、あくまでも全世界や全米など、指数に準じる金融商品(投資信託など)を念頭において、この先進めさせていただく。

個別株投資は完全に引退したので、個別株投資の方はご自身の頭を使って考えていただきたい。


前提

まずは、旧一般NISAをそのまま何もせずいるとどうなるか、整理しておく。

・2020年に旧一般NISA口座で買付した金融商品は、2025年に現NISAにロールオーバーはできない

・旧一般NISA口座の商品は、2024年最終営業日の基準価額に取得価額が変更され、課税口座(特定口座)に移される

また、2020年に指数を買った人は、それなりにリターンが出ていることだろう。




では、どうすれば最適解なのだろうか。

これから考えていこう。

パターン①新NISAの枠を満額埋めるのなんて楽勝だぜ!

新NISAを満額埋めるくらいお茶の子さいさいだぜというくらい高所得の方は、何もせずともそのまま課税口座に資金が移されたまま放置でいいだろう。

恐らく旧つみたてNISAではなく、旧一般NISAでインデックス投資をしている時点で、かなり高所得者だと予想される。

なので、大概の人がここに当てはまるはずだ。

ちなみに、2020年に指数を買った人は現段階でプラスになっているはずなので(もしマイナスだったら要注意! 下記は当てはまらない)、旧一般NISAから課税口座に移管する際に基準価額は上がっているだろうが、これはデメリットではない。

例えば、120万円で購入した指数が取得価額200万円で特定口座に移されたとしよう。

その後、250万円に値上がりして売却した場合、かかる税金は250万円-120万円部分ではなく、250万円-200万円の部分になる。

逆に、もし仮に180万円になっているときに売ることになったとしても、180万円−元値120万円部分に課税されるわけではなく、200万円から180万円に下がっているので課税されなくなるのだ。

長期投資の原則からは損するわけではないということを頭に入れておいてほしい。

もし近々出費の予定があり、いわゆる生活防衛資金が心もとないという場合は必要な分だけ年内に旧一般NISAを売却するのはアリだろう。

ただ、基本的に稼ぎがあるなら、長期投資の原則から放置でよかろう。


もし購入時の取得額より基準価額が下がることになったら

恐らくいないとは思うが、仮に120万円満額を入れていて、基準価額が100万円で特定口座に移管されたとしよう。

その後、200万円になったタイミングで売却することになったとすると、200万円-100万円の100万円分に課税されることになり、200万円-120万円の80万円に課税されるときより税金を多く支払うことになってしまう。

先ほど指数の値動きのグラフを貼った通り、恐らく多くの方がプラスになっているとは思うが、もしマイナスになっている人がいたら注意されたし。

ちなみに、もし自分が旧一般NISAで買った指数が下がっていたとすると、私だったら税金を多く払うことになったとしても、そのまま売らずに持ち続けると思う。

取得価額がマイナスになったタイミングで売るよりも、長期で持って上がったタイミングで売ったほうが税金を多く払うことになったとしてもプラスになるからだ。

例.旧一般NISAで120万円で買った指数が取得価額100万円で特定口座に移り、その後150万円で売却した場合

最初から特定口座で売却した場合
→(150万円-120万円)✕税金(20.315%)
→60,945円の税金
手残り→1,439,055円

特定口座に移ってから売却した場合
→(150万円-100万円)✕税金(20.315%)
→101,575円の税金
手残り→1,398,425円


上記のように、たしかに税金は高くなり最初から特定口座で持っていたときより分は悪くなるが、トータルリターンでは初期投資額の120万円よりプラスになるので、マイナスになっている場合は売らずにガチホするだろう。

パターン②新NISAの枠を埋めるなんてできないよ!

私みたいに稼ぎがなかったり、新NISAの枠を埋められない人がここに該当する。

投資の大原則から言えば、お金は市場に長く置いたほうがいいので、年内ギリギリまでホールド&年始に新NISAの成長投資枠にぶちこむということになるだろう。

色々考えたりするのがめんどくさい人は上記でいいだろう。

タイミングは見ずにガチホしましょうというのがインデックス教徒だ。

自分の場合

では、「あなたはどうするの?」と思われた方のために、私の戦略を書いておく。

私の場合は、

・近々そこそこ出費の予定がある

・新NISA満額埋めるなんて到底無理なので、旧一般NISAは売却して、新NISAの成長投資枠を来年新しく買い入れする必要がある

という状況だ。

また、相場感として、米選挙でトランプ氏が当選したことで、値動きが起こりそうだなという印象も持っている。

まずは、近々出費予定があったので、その分は早速売却した。

「使う分は都度売却しよう」もインデックス投資の原則だ。


で、残った旧NISAも私の場合は売却しないといけない。

インデックス投資の原則からは先程も書いた通り、年内ギリギリホールド&年始即ぶっこみだ。

ただ、トランプ氏の影響で相場が動くことが予想されているので、私はある程度相場を見て良さげなタイミングで売ろうと思っている。

2020年に指数を買った人ならわかると思うが、それなりにリターンがあるのでたまには遊んでみてもいいかなと考えている次第である。

まあ年内にいいタイミングで売れたとしても、年始に暴騰してたら面倒なんですけどね……。


さいごに

今回の記事は、特に何か情報を参照したわけではなく、メールがきてから自分の頭の中でこねくり回した内容をスピーディーに投稿した。

というのも、旧一般NISAのお金をどうするか迷ってる人はほとんどいないと思うので(そもそも旧一般NISAをしていた人が少ないはず)、もし悩んでいる人がいれば参考になればという思いで一旦書き上げた。

恐らく内容としては概ね正しいとは思っているが、あまりにも頓珍漢なことを書いていることが判明したらそっと記事は削除しようと思う。

また、よさげなまとめなどが見つかったら、リンクなども追記しておこうと思う。

追記(参考サイト)

ここまで書いてから色々サイトを見てみたら、よくまとまっているものが2つあったので紹介しておきます。

この記事不要だったかもしれないというレベルですが、一個人の体験談を残しておくことには価値があると考えているので、消さずに残しておきます。

↓わかりやすいのでオススメ

https://www.kamakuraim.jp/yuibiyori/detail/---id-1883.html

↓ごちゃごちゃしてますが、上記記事と同じような内容です。


また、下記記事の以下のスクショ部分のみ参考になりそうだったので貼っておきます。


実質的にロールオーバーする方法



【超大事!】noteを読んだよって人は、スキしてくれたら嬉しいです!


オススメnote↓


※本稿は自身の思考整理のためにまとめたメモをnoteとして公開しています。そのため、いかなる金融商品を勧誘するものでも、投資情報を提供するものでもありません。仮に本稿から得られた情報を活用し損害が出たとしても、当然のことながら筆者は一切その責任を負いません。




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