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「オーガニックステーション 飛鳥山テラス」との特別対談
2014年、北区滝野川に開店した「オーガニックステーション 飛鳥山テラス」。誰もが気軽に立ち寄り美味しいオーガニックコーヒーとアートを楽しみながら時間を過ごす。そんな地域の交流拠点を築いた店主の早瀬可依子さんと友人の星野友子さんに、北区への想いをお聞きしました。
(※『渡辺かつひろ 区政ニュース』からの転載です)
「飛鳥山テラス」オープン時の想い
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渡辺:お店オープンに向けた構想や想いは?
早瀬:私は地元北区の中学を出て、中央工学校で建築を学び、設計事務所に就職しました。こういう仕事を始めるとは思いもよりませんでした。北区で子どもを生んでから、独身の時と取り巻く環境が変わり、地域の絆の大切さを知りました。地元が大好きになり、縁あってこのお店を開くことになった時、自分は地域の中で何かをしたいと思ったんです。自慢できる北区になって欲しいし、建築をやってきたこともあって、子育てに食育やアートを取り入れて地域のコミュニケーションの場にしたいと想いました。
お客さんとして通う「飛鳥山テラス」と地域への広がり
星野:私も結婚してから40年間北区で、小さな自然や、近所との付き合いがあって独りぼっちだと感じません。子ども2人は独立して北区に住んでいますが、孫もいて毎日が楽しい。飛鳥山テラスには、ぜひ子育てに疲れた人に気軽に来てもらい気持ちを軽くして欲しい。区内の各地域にこういうお店ができるといいと思います。北区は温かい気持ちを持っている人が多いので、これからお店を始める人は、大人が沢山足を運んで応援するし、若い人も困っていることを何でも言って、垣根を作らずウェルカムの気持ちで勇気を出して始めてほしい。
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北区の課題を地域で解決する
渡辺:私はこれまで北区を元気にするために日テレベレーザ等のスポーツを通じた街づくりや防災を見据えたゼロカーボンシティに取り組んできました。地域が協力して行政を盛り上げることが大事と思います。
早瀬:お店ではゼロカーボンを取り入れて、オーガニック給食や、地産地消で安全な給食を提供できたら子どもへの教育や北区へのイメージアップにも繋がります。
星野:スポーツ振興は、子どもがいるところから周知してはどうでしょうか。まずは足を運んでもらい、ママ友が「面白い」といえば芋づる式に広がるように思います。
北区を育てていきたい
渡辺:飛鳥山テラスの今後は?
早瀬:これまで取り組んできた子育て、食育、建築、アートなどを繋げて発展させたいと思います。ここには北区が好きで、良くしたいと思っている方が沢山来られます。星野さんもみんなに慕われ、お手本にしたいという方が沢山いるんですよ。例えば体操教室など、皆んなで力を合わせて北区を元気にするグループを作りたいと思っています。北区で育った私たちが今度は北区を育てていきたいと思っています。
星野:私も、これからも飛鳥山テラスでいい一時を過ごしたいと思っています。
早瀬さん、星野さん、素敵なインタビューの時間をありがとうございました!