【きのうのにっき】4/30
明日から5月だし、もうカレンダーめくっちゃえば?
とお母さんに話すと、こんな言葉が返ってきた。
「あのね、それだと4月30日が何だか可哀そうに思うんだよね。」
特に予定が書きこまれている訳でもないし、
1日フライングしてめくったところで何の支障もない。
ただ、そういうことではないみたいだ。
お母さん曰く、4月30日が主役になれるのは4月30日のみで、
せっかく去年から1年間待っていたのに
当日のうちにカレンダーをめくってしまうのは
4月30日に申し訳ない気持ちになるらしい。
目から鱗だった。
新概念すぎる。
たしかに生き物以外に物体のあるもの、
例えばぬいぐるみとか、日頃身に着けているものとか
そういうものに可哀想みたいな感情を抱くことはある。
でも4月30日に対して思ったことはなかった。
お母さんの思いやりスゲー。さながら聖母。
なのに結局カレンダーはめくってた。どないやねん。
さよなら4月30日。また来年遊びにおいで。
うちの聖母が待ってるよ。
クソ真面目なことを言えば、
他人から他人への思いやりに触れた時には
学ばせてもらったと思って
照れずに自分でも真似できるように心掛けたい。
ね、だから私も待ってるよ。来年の4月30日!