講演の謝金はインドネシアの方が高い?
昨日「大学での講演を増やしたい」ということについて書いたが、世の中には学校の教師でなくても講師業でメシを食っている人もいるということで参考までにこんな本を読んでみた。筆者はサラリーマンをしながら時短やタスク管理の講師を副業でやっているそうである。色々と参考になった。
全てのケースではないが、以前幾つかの大学でスポットで講演を行った際には「謝金」が出たこともあった。相手が非営利法人だし、自分も著名人ではないので高額ではないがやはりいただけるものはありがたいし、タダでやるよりはお互いにそれなりのケジメのようなものが発生するように思う。金額の問題というよりもスタンスの問題のような気がする。
インドネシアにいたころ、勤務先の秘書の依頼で彼女が卒業した秘書養成学校で1時間ほどの講演をしたことがある。外資系企業を目指す学生が多いということで、講演は英語である。Japanese Business Cultureについて話してくれということで、同種のテーマの社内トレーニングを英語でやったことがあったのでまあできるだろうと受けることにした。
インドネシア人は日本人と違って質問もどんどんするし、反応がいいのでそれなりに盛り上がった。正確には覚えていないが聴衆は200名くらいいただろうか。それなりに受けたということで、僕に依頼してきた秘書も一応の面目を保ったようだった。
実はその時の報酬額はその後日本の大学で講演を行ったときの謝金より多かった。レア度の違いなのか相場の違いなのかはよく分からないし、日本の大学よりインドネシアの専門学校が謝金が低いというのをどう捉えたらいいかもよく分からないが、とりあえずはそれを抜くことを今年の目標としてみたい。実はまたインドネシアの学校で話をしたほうが謝金はいいのかもしれないが。
と言いつつ、色んな理由で謝金が出ないという場合であっても、自分に取って「投資」と位置づけられる場合はお受けしたいと思っている。若い世代に何かを伝える・共有できるのであれば僕にとっては大いに価値がある。
また、同時に、この本に書いてあることを参考にして、ビジネスパーソン向けに有料でオリジナルの講義をすることもトライしてみたい。この情報過多の日本で人様からお金をいただくような講義が自分にできるのかどうかはよく分からないが、世界は広いのできっとどこかに需要があるのではないかと思う。