禁煙と喫煙欲求。
禁煙して八ヶ月近く経っていた。金銭面で浮いた実感はない。
続けられたのは運が良かっただけだと考えている。職場では喫煙者はいるし煙草を未だに勧められる。喫煙具も手巻きタバコから加熱式も数種持っていたがどれも手放せた。ライターを手放した結果、今の家から火をつける道具が何もなくなった。
喫煙をしたいという衝動は消えない。
今このタイミングでタバコ吸ってたんだろうな、そんで次の行動につなげてたんだなって自覚はしょっちゅうある。行動のアクセント、動機付けとしての喫煙だったんだんと振り返る。
煙草の香りが嫌いになったわけじゃない。
もともと海外製を好んで吸っていたし、乗っている車も元々は喫煙車だ、匂いは取れない。でももうだいぶ気にならなくもなった。
自分の欲求に押しつぶされそうになって喫煙者を攻撃するのが元喫煙者の嫌煙家なのだと考える。羨ましいって素直に思えりゃいいのにね。正直な話、何も支障がなければ今だって煙草吸ってたよ。
でもやめたんだ、手放したんだ。
だから頑張り続けるのさ。ちなみに禁煙すると動機付けのワンクッションがなくなるので延々動くようになる、それで疲れる気もしないでもない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?