音源から実演の時代になった今最も考えるべきこと。
1877年にエジソンが発明した蓄音機が登場するまでは音楽を記録するためには譜面しかありませんでした。それ以降78回転盤、45回転盤のアナログシングルの時代、1960年代終わり頃から33回転1/3のアルバムの時代、そして1980年代後半からCD時代に入り1990年初頭にはCDの最盛期を迎えます。この間、音楽界は実演の時代から音源の時代へと猛烈に突き進んできました。そしてデジタルデータの時代に入り、そしてYouTube、サブスクへと急速に広まり、そして音源から実演の時代に完全に入ってます。高速駆け足ではこんな感じで推移してきました。
何が言いたいかというと、かつて音楽の主流が実演だったものが音源になり、そして今現在は逆に音源から実演の時代に完全に変わったということです。ものすごい転換です。パラダイムシフトです。音楽業界のなにもかもが変わりました。主たる利益が音源から実演に完全に変わったんです。
音源を売るためのライブ活動だったのがライブのための音源になってるんです。
この時代の流れと現時点をしっかり理解した上で音源のリリース、アーティスト写真、そしてライブ、マーチャンダイジングについて考えなければなりません。
このことをしっかり意識できてるでしょうか。音源はそれ自体のみでは利益は産みません。産んだとしても誤差の範囲です。利益はライブ、つまり興行と物販に集約されてるんです。ライブにお客さんが来てくれるための音源でなければなりません。そしてライブのためのMV、ライブのためのアーティスト写真、ライブのためのメディア露出、ライブのためのSNSと考えてください。このことを意識できるてるか否かで結果は大きく変わります。
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