1番は落ち着いて2番はエモく歌う。
1番は落ち着いて普通に歌ってください。そして2番は気持ちを込めてエモく歌ってください。
ポップソングにはなぜ1番と2番があるんでしょうか。それぞれ役割があるからです。1番はその曲を覚えて貰うためにあります。そして2番は覚えて貰った曲を感動させるためにあります。先人は良いことを言ってます。確かフィルスペクターがロネッツのロニーに言った言葉です。
1番は普通に歌え、2番は自由に歌え。
この言葉はいつまでも心の中にあります。そしてその意味をいつも考えています。
その曲を初めて聴く人のために歌うべきです。例え多くの人が知ってる曲だとしても知ってることを前提にしてはいけません。知ってる曲だとしても知ってる通りに歌ってるのをリスナーは聞きたいんです。これは音源でもライブでも変わりません。
あなたは1番と2番を歌う時にそのことを意識してますか?同じメロディーで歌詞が違うくらいにしか思ってませんか?1番と2番の役割を意識するのとしないのとではその曲の聞こえ方が大きく異なります。
2番の旋律を少し変えるのもありです。微妙にメロディーを変化させます。おやっと思って貰えます。インパクトを残せます。2番からハーモニーを加えてみます。メロディーに広がりが産まれます。旋律が豊かになります。
この歌い方と歌メロのアレンジ、この2つのことを今夜のライブから、レコーディングから意識してみてください。