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音楽家によるセックスの描き方。

忌野清志郎は面白おかしく描きます。そこに照れを感じます。現代ならフェミニスト界隈から大いに反発を喰らいそうな男尊女卑的に雑に歌ってたりもします。そんな時代です。桑田佳祐も同様ですか更にエロティックに描きます。当時でも歌詞カードに記載できないほどです。そんな彼が国民的アーティストに一気に駆け上ったのは興味深いです。スピッツの草野マサムネはセックスをそれとは一見分からないように象徴的に描きます。例えば「青い車」が代表的です。気付く人だけ気付く描き方です。それを美しい旋律に乗せるのが面白い。佐藤千亜妃はきのこ帝国の「Donuts」でセックスの動作を客観的に描いたり「ハッカ」では哀しみと達観の入り混じった深みのある表現をしたり「Make L」(意味としては「Make Love」)はインストで天にも登るような浮遊感を伴う音像を聴かせます。その彼女に影響を受けたin sea holeのかたがたゆいは「浮かぶ」でセックスを一緒に浮かぶと比喩的に表現してます。笹口騒音ハーモニカは例えば「SAYONARA BABY BLUE」などで哀しいセックスを描いてます。これは秀逸なので必聴です。また彼はセックスに関しては海をモチーフにしてますね。こういう人は他にもいそうです。chilldspotの比喩根は「ネオンを消して」でセックスの前後やその周辺を哀しみを滲ませながらセクシーにクールに描いています。

小説家もセックスの描き方は様々ですが音楽家も人によって全く異なります。男性は面白おかしく、女性はセクシーにロマンテックに書かれてる場合が多いと思いますがどうでしょうか。

思いついた順番にずらっと書いてみました。あなたはセックスソング、すぐ思い当たりますか?また、あなたの曲にセックスを描いたものはありますか?恋愛ソングは掃いて捨てるほどあるのにセックスソングはまだまだブルーオーシャンです。草野マサムネのように一見それとは分からないように象徴的にクールに格好良く描く方法もあるので、どうか挑戦してみてください。

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