「真っ直ぐ歌う」が正解です。
奥田民生もスピッツの草野マサムネも真っ直ぐ歌ってます。私も彼らが大好きです。早速反論が聞こえてきます。サザンオールスターズの桑田佳祐、B’zの稲葉浩志はクセがあるではないか、それはおまえの好みの問題では無いか。はい、半分はその通りです。ちなみに私は桑田佳祐は大好きです。大ファンです。今日はそんなことを話したいわけではありません。彼らも歌おうと思えば真っ直ぐ歌えるんです。その上での個性なんです。
あなたの声はそれ自体が個性です。まずは真っ直ぐ歌ってください。遠くに、更に遠くに、声を飛ばしてください。
それには何が必要でしょうか。まずは体力です。そうです、ヴォーカリストはフィジカルがものを言います。ローリングストーンズのミックジャガーを観てください。いまだにあの声、あの動きが出来てます。鍛えてます。節制してます。優れたヴォーカリストはそれがいかに重要なことか知ってます。
次に効率です。いかに効率的に声を発することができるか。喉に負担をかけず大きな声を出すことが出来るか。研究してください。今はネットで幾らでも調べることができます。ボイトレに通っても良いと思います。アンプやエフェクターの研究をしてる場合ではありません。発声の研究をしてください。
そもそもあなたの声はまだ出るはずです。ライブハウスのヴォーカリストの9割は声量が足りない。マイクのレベルを上げれば良いなどという話ではありません。生声の声量、声力、歌力が大切です。最高のヴォーカリストは皆んな声がでかい。あなたが思ってる以上にでかいんです。マイクのレベルを上げるとなると余計な音を拾ってサウンドが濁ったりハウリングを起こしてしまったりもします。
マイクというもので声量を拡大できるようになったのはほんの数100年前のことです。人類の歴史で200万年は生声しか存在しませんでした。きっと大きな声を出せるよう工夫に工夫を重ねたはずです。その遺伝子情報があなたのDNAにも当然含まれてます。心配無用です。あなたの声量はもっと上がります。その為にもどうか真っ直ぐ歌ってください。
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