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レコーディングエンジニアの正しい選び方。

レコーディングエンジニアはどうやって決めてますか?普段リハーサルで使ってるスタジオで録音するなど、既に馴染みのエンジニアさんにお願いすることもあると思います。憧れのバンドを録音した人にお願いしたいと考えることもあるはずです。

技術はギャラに比例します。良いとされるエンジニアほどギャラが高いです。それが自由経済社会です。そんな社会に僕らは生きてます。ですが、ここに落とし穴があります。

ギャラの高さは過去の実績に比例します。

本当は今現在の技術では無く過去の実績の蓄積でギャラが決まります。有名バンドを高いギャラで録音したエンジニアはその実績で高いギャラを要求するようになります。もちろんそういう経験豊かな人と仕事をする、作品を作り上げること自体が良い経験にもなります。

どんな選び方でも良いと思いますが、私が推薦したい方法はひたすら最近の新譜を聴くことです。ここで重要なのは「最近の」新譜です。そして好きなジャンルだけでは無く嫌いなジャンルの音楽も含めて聴きまくってください。音楽性などどうでも良いんです。その録音自体を聴いてください。これだ、と思った音源を録音した人を調べてください。大抵のことはすぐに調べられます。便利な時代です。

全体のバランス、特に演奏の中での歌のあり方、各楽器の録り方、エディットの仕方、低音はどう響くか、リヴァーブの使い方はどうか、など、あなたが求める音色、音像に近い人を探します。近いジャンルを録音してる人よりもむしろ遠い人を選ぶのも面白いかも知れません。ライバルと似たようなサウンドにならないからです。

エンジニアに限らずですが、最も大事なのはその人の人間性があなたと相性が良いか否かです。レコーディング中の雰囲気で演奏の良し悪しも決まったりします。それが大きい。

しかし最初は人間性など分かりません。いつもの顔見知りの人にお願いするのが無難かも知れません。それもありですが若い時ほど色々な人と仕事をすべきです。あなたの世界を広げるためにも。

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