ライブオファーの正しい受け方。
東京だけで言えばライブハウスは飽和状態です。バンド数は増えても無いし減っても無いと思われますがライブハウスは増え続けています。
アーティストにとっては完全に売り手市場です。
今日はライブオファーの正しい受け方を伝授します。これ、若いアーティストは誰からも教わって無いような気がします。
ライブハウスから出演オファーが来ました。ライブ活動を始めて間もないあなたは嬉しくて仕方ありません。興奮状態です。そこでよく読まずに出演することにしてしまいます。そこにライブハウスと揉める原因の発端が潜んでいます。
オファーが来たらまずは落ち着いてよく読んでください。2回読んでください。検討の余地があるならスケジュールをすぐ確認して空いてないならすぐその旨伝えてください。「すぐに」です。今回は出演出来ないとしても「返事の早いバンド」としてブッカーに印象付けることができます。返事は早さ命です。例え今回は出演できずとも「返事の早いバンド」には美味しい話が自ずと舞い込んできます。
まずは出演条件、ギャランティーなのかチャージバックなのかノルマありか、機材費なるものは必要なのか、を確認してください。もしそれらが記載されてなければすぐ確認してください。そして返事の期日も記載なければ同様です。「出演条件」と「返事の期日」が書かれて無いオファーはブッカーのミスか舐められてるのかのどちらかです。オファー内容を見るだけでそのライブハウスがどういうライブハウスなのかがわかります。
ライブハウスのブッカーがダメな人だと分かったとしてもバンド側はしっかり丁寧に対応してください。すぐに必要事項が記載されて無いことを指摘してください。「しっかりしたバンド」であることをブッカーに印象付けることができます。もう舐められることはありません。更にはブッカーにそれとなくオファーに不備があることに対して反省を促すことができます。これだけで交渉を優位に進めることができます。
オファーを受けるか否かとは契約における交渉そのものなんです。しっかり念頭に入れてください。ここまで書いてきてまだまだ大切なことを書けてませんが長くなったので続きは次回以降に譲ることにします。