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(その2)ライブのギャラ提示の正しい方法。
少し前にも書きましがライブのギャラについて更に書き進めます。ギャラの設定も提示の仕方も簡単ではありません。これはこうだ、と決まった法則もありません。
基準としては一枚目からハーフバック換算での実際の集客によるギャラと固定金額のギャラがほぼイコールが望ましいです。でもやはり私は1枚目からハーフバックをおすすめします。理由は3つあります。
一つ目。相手のリスクを軽減できます。受けて貰いやすくなる。よってオファーの数も増える。数が増えたら出るライブを選び易くなる。ライブも増えるので出会いが増す。新たなお客さんとも出会える。
二つ目。ハーフバックだとそれ以上のギャラを貰える可能性があります。沢山お客さんが入ってお酒も沢山出てライブハウスとしても充分過ぎるくらい売上を上げられたら、そのぶんギャラに上乗せしてくれます。これは少なくないことなので思わぬ売上を上げられます。固定金額のギャラだと大抵上乗せはされません。集客が少なくてもギャラも少ないのでライブハウスや主催者のダメージを小さい。固定額だとそのダメージを忘れ難いものになり兼ねません。口にこそ出しませんが、厚かましいバンドだとさえ思われる可能性もあります。
三つ目。ライブへのモチベーションが上がります。なんせお客さんを呼べば呼ぶだけ収入を得られるんです。自己インセンティブです。告知のやる気も増します。固定ギャラだとどうしても営業モードになりがちです。ライブがお仕事になってしまいます。
それでも固定ギャラ設定をした方が良い段階のバンドもあります。あなたのバンドがそれなりに有名でバンドマンにもリスペクトされてる場合です。あなたのバンドが出ることでその企画の注目度が上がります。お客さんを実際に呼べるバンドをブッキングし易くなります。そして実際にあなたのバンドに名前ほどの集客力が無い場合には固定ギャラが良いと思います。あまり集客が無くても関係者に納得して貰えるからです。出て貰えるだけで有り難いからです。
しかし名前の割にお客さんが来てくれなくなった、というのは明らかな危険信号です。あなたのバンドが下降気味であることの確固たる証拠です。集客力が名前を下回った頃くらいから人気は更に下降していきます。その兆しが見えたら要注意です。
そういう段階に陥ってしまうのを避けるためにもギャラは1枚目からハーフバックをお薦めしたいんです。