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ワンフレーズを覚えて貰えればそのライブは成功です。
ワンフレーズ覚えて貰ったらそのライブは成功です。
よく「名前だけでも覚えて帰ってください」などとというバンドがいますが、名前は3日で忘れます。たとえ格好良いバンドで格好良い演奏だったとしても忘れ去られます。漠然とした記憶は弱い。人間はそういうふうにできてます。
人は言葉でものを考える生き物です。
言葉があって文明が発展しました。ライブで最も重要なのは、もし新たにお客さんをつかみたいと思うバンドにとっては、ですが、ワンフレーズを覚えて貰うことです。フレーズというのはここでは言葉とメロディーの4小節から8小節くらいのものを指します。一曲まるまる覚えて貰うことは不可能です。人の記憶力の限界を超えてます
そのフレーズがタイトルなら更に良いです。
フレーズを覚えて貰うと同時に曲名まで覚えて貰えることになる。多くの有名アーティストはサビのフレーズがそのままタイトルになっています。例えばボブディラン。大半の曲がタイトル=サビのフレーズです。後ほどサブスクで検索して聴いて貰える可能性も高まります。
人は物事と関連づけて記憶するのが得意です。
印象的なフレーズで、しかもそのフレーズにタイトルが含まれ、そこには数字や固有名詞が入っていて、どこかで聴いたような馴染み易いメロディーの中にちょっとしたスパイスが入ってる。これが理想です。キラーフレーズの完成です。
なかなか難しいですが、そもそもこの理想を知っていて曲を作るのと、全く知らずに曲を作るのとでは大違いです。何かを意識して曲を作るとそれまでとは違った新鮮な曲が出来上がります。