出演条件の悪いライブハウスに出るのはもうやめてください。
タイトルに言いたいことは書きました。出演条件とは、ノルマ、ギャラのチャージバック、機材費などのことです。
出演条件の悪いライブハウスに出るのをやめるとそのライブハウスは淘汰されます。日本は一定の制限はあるものの自由主義経済の国です。お客さんに選ばれるものが残り選ばれないものは無くなります。市場での競争原理が有効に働くと利用する側にとってはとても良い状況になります。
近ごろはパワハラ問題がマスコミにも頻繁に取り上げられるようになり、昔はたくさん存在した。パワハラ系ライブハウス店長も無事消えてくれました。まだ残ってるかもしれませんがそのうち消えるので安心してください。
安心してはいけないのはタイトルの「出演条件」です。これ、バンドマンはちゃんと調べてますか?横のつながりを使って情報を集めてますか?知り合いだから使う、ブッカーが友人だから断れない、有名なライブハウスだから、大好きなバンドが出てたから、など、そういうことは考慮しても「出演条件」はあまり考慮してないように感じます。
大切なことなので再度書きます。出演条件の良くないライブハウスは出るのをやめてください。出演条件の良くないライブハウスはその他のメリットもあまり有りません。出演者にとって良い条件のライブハウスほど他の部分も良いことが多いです。
出演条件の悪いライブハウスに出ることは、ライブハウスシーンの出演条件の悪さにあなたが加担することになります。そんなライブハウスを延命させてどうするんですか?ブラック企業に働き続けることがブラック企業の存続に加担することと同じです。あなたの下の世代のバンドマン、さらには日本のライブハウスシーンの未来のためにも出演条件の悪いライブハウスに出るのはもうやめてください。ノルマの無いライブハウス、機材費を要求されないライブハウス、バック率の高いライブハウス、そんなライブはたくさんありますが、余りにも知られてなさ過ぎる。出演条件の良いライブハウスはもっとアピールすべきです。でも悲しいかなそういう良心的なライブハウスに限って謙虚で控えめなんですよ。だから余り知られてない。周りの人が広めてください。
最後にひとつだけやって欲しいこと。レンタル料をキャパ数で割るとお客さん一人当たりのレンタル料金が出ます。一度計算してみてください。一つの大きな指標になります。
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