イベント主催者がライブ翌日に出演アーティストにお礼の連絡をすべき理由。
私は自身の企画ライブの翌日に出演頂いたアーティストにお礼をメール、DM、LINEなどでするようにしてます。何かきっかけがあったわけでは無くていつの日にか習慣になってました。お礼の後日連絡をしないと気持ち悪くなるくらいには習慣になっています。
良いことが2つあります。
まずは、ライブ当日に伝えておけばよかったと思うことを後日ゆっくり丁寧に伝えられることです。終演後の乾杯でお酒が入っていたり関係各位と事務的な話も含めて当日はバタバタしがちです。本当はその場で伝えておけば良いのですがなかなか難しいです。
また、言葉の選択に間違えて誤解を生んだかも知れないと思えることもしっかりと訂正、修正できます。言ってはいけないことを言ってしまったと感じたときは素直に謝ります。そして、これが最も多いのですが、翌朝になってライブを思い返した時に伝えておきたいことを思いつきます。当日はお酒も入ってハイテンションでゆっくり語り合えることは稀です。特に最近はちゃんと終電で帰宅するバンドが多いので更に難しくなりました。お礼の連絡をする程で伝えるべき事を文章で伝えることが出来ます。
もう一つは、次に繋げることが出来ることです。ライブ翌日になると忙しくて慌ただしい朝が待ってます。そして忘れます。私の言葉も私の事もきっと忘却の彼方です。後日の連絡でもう一度だけ思い出して貰うことが出来ます。そして次回はこんな対バンでオファーしたい、バンドだったので今度は弾き語りでオファーしたい、など提案できます。私は常々、企画ライブは単発の点では無く線で繋ぎたいと考えてます。線はストーリーです。物語です。物語りは強いです。あらゆる意味で何十倍の力を持ちます。
私は何も礼儀としてお礼のメールをすべき、と言ってる訳ではありません。そんな側面も無くは無いですが、それよりもはるかに重要なのは上記の2点です。
企画の翌日に出演者に伝えたいことがものすごい勢いで頭に湧き上がってきます。この「湧き上がり」が無くなればもうイベントを開催することはありません。