ライブにおける曲と曲の繋ぎの重要性。
ライブでは毎回似たようなセットリストになりがちです。またむしろその方が良いです。ファンが望む曲を演奏する、曲を覚えてもらうために演奏する。正しいです。
演奏する側が飽きたとしてもファンは飽きません。そして、これが最も重要なことなんですが、ライブでは毎回ベスト曲を演奏すべきです。このセットリストでファンを掴めなければ仕方ない。そう思えるセットにすべきで、それが毎回ライブごとに変わるわけがありません。
同じようなセットリストで毎回ライブに望むのはむしろ良いことです。
演奏する側が飽きないように何曲か入れ替えたり、出来たばかりの新曲をするのも良いと思います。それはすぐ思い付きます。多くのバンドでは実践済みです。でも実はどのバンドもあまりやってないもう一つ方法があるんです。
ライブで曲間を繋ぐことです。
一曲一曲独立して演奏するだけではライブの醍醐味の半分くらいは損なってしまいます。ライブならではの何かが欲しい。そこで曲と曲とを繋いでみます。アレンジまで凝ってみます。すると同じセットリストでも明らかに異なった印象を受けます。プロフェッショナルなライブに感じるしライブ感も増します。ライブを観た満足度も激増します。
しかも曲間の演奏は記憶に残りがちです。人間の脳は最初と最後を強く記憶するように出来てます。ライブ全体としては一曲目の始めと最後の曲のエンディングですが、曲単位で言えば、それは曲の終わりと始まり、つまりは曲間こそ強く記憶します。
無音に耐えるMCが出来る人は非常に稀です。バックでギターのアルペジオが鳴ってるのも場合によってはクサくなってしまいます。そこでバンド全体の演奏をバックにMCをしてみます。喋りの技術が無くてもそれだけで見違えるようなMCになります。
持ち時間の30分間を音を途切らせず続けて演奏するバンドもいます。まさにライブバンドです。あなたのバンドも試してみてはどうでしょうか?
ライブは曲間こそ重要です。