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アセクシュアルについて勉強不足すぎたので😓反省してあらためて整理するね

🍑事の発端

 というのも、ポインティの動画をめぐってアセクシュアル界隈がざわついているっぽいことに気付いてですね。超絶簡単に説明すると、

ポ、いい加減な情報を流さないでほしい

いやでも日本における用法が「間違い」とも言い切れない

だとしてもさすがにあれはない

みたいなことになっておりまして(アセクシュアル界隈にも知的に信頼できる方々がいらっしゃいまして、俺の要約の5億倍は知的なやり取りがなされているとお考えください)。自分自身もAスペクトラムの用語や用法に疎かったのでおおいに反省して調べた次第でありました。

🍑AセクAロマ部しか勝たん

 LGBTQ+関連の用語を解説するサイトはいろいろあると思うんですが、今現在日本語で情報収集する場合は、AセクAロマ部さんがもっとも信頼できるところなのではないかと思います(餅は餅屋、みたいな)。

🍑エイセクシュアルとアセクシュアル

 「asexual」はカタカナ化される際に「アセクシュアル」となることが多いと思うんですが、じつは英語の発音では「エイセクシュアル」。
 そんで、ポの動画のなにがまずかったかっていうと、日本特有のアセクシュアルの定義のみを紹介したことなんじゃないかと思います。どういうことかというと、世界最大のアセクシュアル団体AVEN(Asexual Visibility and Education Network)によるとasexualを定義すると以下のように↓なるのです(2021年12月17日現在)。

Someone who does not experience sexual attraction or an intrinsic desire to have sexual relationships (or the adjective describing a person as such).

 つまりざっくり訳すと、性的魅力を経験したり性的関係を持ちたいと切望することがない人、という感じ。たいしてポは動画でなんて言ってたかというと、「アセクシュアルは他者に対して性的欲求も恋愛感情も抱かない人のこと」。AVENの定義では、恋愛感情については触れられていないので、およよ???ということになります。
 ただこれが間違っているかというとそう簡単に言い切れる話でもなくて、日本独自の用法として「アセクシュアルは性的にも恋愛的にも惹かれない人」というのがあって、そこに文脈というか歴史や当事者の方々の愛着だったりがあったりもするので、日本にはこういう用法もあるんだ😳って感じでおさえておくべきポイントかなと思います。

 なので、英語圏なんかで用いられている一般的な用法で性的にも恋愛的にも惹かれることないんだよ〜と言いたいときは、AsexualでAromanticだよーと言えばいい感じです。
※Aromantic、アロマンティックとは恋愛的に惹かれることがない人のこと。

🍑ノンセクシュアルは和製英語!

 そもそも俺個人はノンセクシュアルという言葉を知らなかったのでまじで大反省なんですが😓ポの解説によると「性的欲求は抱かないけど恋愛感情は抱くよって人」。調べましたが、この定義自体はあってます。
 あってますが、基本的に日本でしか使われない表現みたいなので、そこは言ってもよかったのかな?と思います。ってかそもそも、俺個人としてはAセク=AsexualときたらAロマ=Aromanticな印象があったからなんでAロマに言及せずにノンセクシュアル?とは思ってました。が!ノンセクシュアルという表現に親しみがある当事者の方もいらっしゃるし、これが間違ってるとかそういうことは一切なくて、ただ何も知らない人も見るかもしれないところでの情報発信としては「?」なところがあるかなって感覚です。

🍑アンブレラで理解するのがベター🙆‍♂️

 なんか以前、ノンバイナリーについて記事を書いたときにトランスジェンダー・アンブレラの画像をつくって貼っつけて説明したことがあったんですけど。

 Aスペクトラムのなかにアセクシュアルとアロマンティックがあって、さらにそれらの概念のなかにマイクロラベルとして様々な性的指向や恋愛指向があって、、っていうのはAセクAロマ部さんが載せてくれている画像みたいな感じで理解できるのが最終的にベターかと思われます🙆‍♂️

 ただまあ、Aセクってなに?!みたいな感じの人も最初からそうしなきゃいけないっていうことではなくて、いろいろ基本的なところがわかってきたら、そうやって理解できたらいいかも、な感じです。

🍑ラベルは本人次第🙋‍♂️

 これ一番大事なことなんですけど。日本特有の用法だろうがそうでなかろうが、どんなラベルを自分のアイデンティティを表現するのに用いるかは、本当にその人次第です!!どっちが正しいとか、どうあるべきっていうのはなくて(もちろん英語圏の人と話すなら補足説明が必要とかそういうのはあるだろうけど)、当事者の方がしっくりとくるものを使うのがいいのです🙋‍♂️
 だから、ポの解説は解説としてイマイチなだけで、当事者の方がラベルとして用いるぶんにはなんの問題もありません。どういう意味でその言葉を使っているのかわからなかったら、〜っていう理解であってますか?と聞けばよいだけの話なので(とはいえ、なんでもかんでも当事者に説明させるのは負担になることもあるから、諸々吟味してね)。

ってなわけで、自分の勉強もかねてちょろっと書いてみました。勉強不足すぎてめっちゃ反省してるので😓、今後も理解を深めていきたいと思います....!

【あとがき】

 そういえば、ポ、LGBTQ+系でやらかしがちだから専門家雇って監修してもらったほうがいいのではというお声も見かけてました。性について扱うコンテンツを謳いながらLGBTQ+に一切触れないのはふつーに論外だと思うので、そこらへんはどうにか軌道修正してほしいよねぇ。ってのと、当事者界隈で悪評が立つとビジネス的にもマイナスだと思うので、まあがんばって...っていう(結局新自由主義かよ🙄って感じだけど、なにを人間の尊厳にかかわるものとみなすかについては外部からはどうしようもないので....)。
 基本的にポの動画は楽しく見てるけど、今後も見続けるかどうかはたぶんこのへんをどこまでしっかりできるか、によると思う😂今はまだ見てるけどね!見てるけど、マイノリティへのポジティブとは言えないものに加担したくないので🙋‍♂️

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