見出し画像

手指消毒剤やスキンケア製品は皮膚からのBPA吸収を増加させる!

 レジに置いてあるハンドサニタイザーを利用したことがある人はどれくらいいるでしょうか。食事の前にさっとスプレーできるよう、車やハンドバッグにボトルを常備し​​ている人はどれくらいいるでしょうか。日常生活で接触する可能性のある有害な細菌やウイルスを殺すという考えは正しいかもしれませんが、科学論文によると、予期せぬ結果を招く可能性があります。具体的には、ハンドサニタイザーが皮膚から吸収される BPAの量を増やす可能性があるということです。
 
 最近の研究では、特に子供に対するさらなる懸念が浮き彫りになっています。この研究では、化学ベースの手指消毒剤は皮膚の炎症、低血糖、アシドーシスなどのリスクがあり、メタノール、ベンゼン、アセトアルデヒドなどの有害な汚染物質が含まれている可能性もあることが明らかになっています。 これらの汚染物質は、摂取、吸入、または経皮吸収によって毒性の影響を及ぼす可能性があります。
 
●手指消毒剤を使用すると有害な化学物質が血流に入りやすくなる
 従来の手指消毒剤には通常、約65~90%のアルコールとその他の化学物質が含まれており、その多くはそれ自体が潜在的に有害です。PLOS Oneに掲載された論文で、研究者らは、手指消毒剤を使用した後にレシートに触れた人の血清と尿中の濃度が、別の有害化学物質であるBPAで著しく高かったことを発見しました。手指消毒剤を使用すると、 BPAの吸収率は100倍増加するのです。なぜそうなるのでしょうか?

 ハンドサニタイザーなどのスキンケア製品は、皮膚の浸透性を高めるために特別に設計されていることが判明しました。BPA(ビスフェノールA)はプラスチックに含まれる化学物質で、水、食品、乳児用調合乳などのプラスチック製品に簡単に浸出する可能性があります。

 この化学物質は内分泌かく乱物質として知られており、エストロゲンを含む体内の主要な化学伝達物質の機能を模倣したり、阻害したりする。これは生殖の健康問題から骨の健康問題まで、あらゆる問題を引き起こす可能性があります。実際、動物と人間の研究では、BPAへの曝露が認知障害、男性および女性の不妊、EDなどの問題と関連していることがわかっています。

●対策
 まず、できる限り石鹸と水で手を洗いましょう。特に手が目に見えて汚れている場合はそうしてください。この実証済みの方法は、今でも細菌の拡散を抑える最善の方法と考えられています。

 可能であれば、肌に優しく、効果的で、パラベンやフタル酸エステルなどの有害な添加物を含まない天然石鹸やスキンケア製品を選びましょう。これらの添加物はホルモン機能を乱したり、がんのリスクを高めたりすることもあります。

 フタル酸エステルを除去する最良の方法は汗をかくことです。自宅にパーソナルサウナを設置して、不要な毒素を安全かつ効果的に除去する方法を見つけましょう。
 

いいなと思ったら応援しよう!