イスラエル通信10月24日
●反米、反イスラエルの言説
日本の中東研究者の中には、反米、反イスラエルの言説を広める者たちが多いです。彼らは、「日本はアメリカとイスラエルとの関係を切り、ハマスやヒズボラと友好関係を結ぶべきである」、「昨年10月7日のハマスによる大規模無差別テロ攻撃はテロではなく、奇襲攻撃である」などと主張しています。日本のマスコミは、このような「専門家」に乗っ取られています。このようなとんでもないデマに騙されないでください。
●イスラエルを批判する偏向報道
9月末、ヒズボラ指導者のナスララが、イスラエルの斬首作戦に殺害されました。日本のマスコミは、イスラエルを非難し、攻撃を止めろと叫んでいます。このような偏向報道の結果、一般の日本人はイスラエルに対する憎悪の感情を募らせていますが、レバノンでの戦争の原因はヒズボラにあります。ヒズボラは昨年10月8日からの1年弱の間に、イスラエルに9,300発以上のロケット弾を撃ち込み、弾道ミサイルも打ち込んでいます(死者49人、負傷者374人)。ガリラヤ地方の住民6万人以上が避難生活を余儀なくされています。しかし、ヒズボラからの攻撃に関しては、マスコミは沈黙しています。イスラエルがレバノンにいるヒズボラの部隊を攻撃するのは、自国民と財産を守るためです。最後にレバノン人がナスララ殺害に関して、イスラエルに感謝し、歓喜していることも忘れないように。レバノン人はヒズボラに対して、憎悪の感情を抱いているのです。反面、イスラエルに対しては友好的な感情をもっているのが真実です。
●UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の実体
イスラエルの作戦で9月末に殺害されたハマスのレバノン指導者ファトフ・シャリーフが、UNRWAが運営する中学校の校長だったことが明らかになりました。つまり、国連機関であるUNRWAが、ハマスの司令官を校長として雇用していたということです。UNRWAの職員の中には、10月7日のテロに参加した人や、拉致したイスラエル人を監禁していた人などもいます。さらに、UNRWAの建物がハマスの武器庫やロケッットランチャーの設置場所として利用されています。世界がUNRWAに提供した支援物資か資金も、ハマスに横流しされています。UNRWAを支援する、つまり、それはテロリストを支援することになります。
●パレスチナの教科書
EUが提供した資金で作られたパレスチナの教科書に、反ユダヤ主義的で暴力を推奨する内容があるとの報告をEUが発表しました。今回の報告を受け、EU地域拡大委員会のヴェルヘイ委員長が、支援を再検討すべきだと発言しました。善意でパレスチナに送られる資金が、テロ活動や反ユダヤ主義の宣伝のために用いられています。
●アラブ人クリスチャン
アラブ人クリスチャンの指導者であるナイム・フリ牧師は、「ユダヤ人を愛することこそ聖書的立場である」と表明しています。フリ牧師は、その信仰的立場のゆえに何度かテロリストからの攻撃に遭っていますが、彼はその信念を変えようとはしません。尊敬すべきは、このような人々です。このようなアラブ人クリスチャンが祝福されますように。