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ハーベストメールマガジン8月16日より
ハーベストメールマガジン8月16日より
2023年8月16日
「イスラエル人のアイデンティティ」
前回のメールマガジンでは、「イスラエル人の霊的現状」を取り上げました。今回も、イスラエル関連のテーマを続けます。ユダヤ人伝道団体「チョーズン・ピープル・ミニストリーズ」が、1,200人のユダヤ系イスラエル人を対象とした調査結果を公表しています。ユダヤ人伝道に関心を抱く者にとっては、非常に興味深い内容になっています。
Q:ユダヤ人としてのアイデンティティに関して、以下のどの項目が重要だと思いますか。
A:
(1)ユダヤ教の律法(ハラハー)を守ること。16%
(2)道徳的な生活をすること。22%
(3)必要を抱えている同胞を助けること。19%
(4)ホロコーストを記念すること。21%
(5)国防軍で兵役に就くこと。18%
(6)他とは異なること。3%
(7)該当項目なし。1%
(8)ユダヤ人としてのアイデンティティに関心がない。1%
興味深いのは、ユダヤ人としてのアイデンティティに無関心なイスラエル人は、わずか1%しかいないということです(同じ質問を日本人にした場合、どういう結果が出るか興味深いです)。イスラエル人は、自らのユダヤ性に大いに関心を持っています。前回のメールマガジンでは、イスラエル国家が世俗的なユダヤ人の運動として建国されたことに触れました。それから75年が経過しましたが、イスラエル人は世俗化するという一般の予想を裏切り、彼らのユダヤ人としてのアイデンティティは、強くなっています。
とは言え、イエスを信じることを否定的に捉えているイスラエル人は、75%もいます。
グッドニュースとしては、メシアニックジューについて聞いたことがあるイスラエル人は、70%にも上っています。
以上の結果から、次の点を強調することが重要だと言えます。①イエス・キリストの福音は、ユダヤ的なものである。②イエスを信じることと、ユダヤ人として生きることは、両立する。③それどころか、イエスを信じることは、よりユダヤ的になることである。④イエスを信じたメシアニックジューたちは、ユダヤ人としてのアイデンティティを保持しながら、良き市民として国に仕えている。
次回のメールマガジンでも、チョーズン・ピープル・ミニストリーズの調査結果を取り上げる予定です。