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イスラエル通信5月28日

●イスラエルの祭り
  6月11日の日没から七週の祭りが始まります。この祭りは、シナイ山で律法が与えられたことを記念するものですが、クリスチャンにとっては聖霊降臨と教会誕生の記念日でもあります。近年、イスラエルの祭りに関心を払うクリスチャンが増えています。イスラエルの七つの祭りにはキリストが隠されています。
 
●息子たちを失うイスラエル人の親たち
 イスラエルを「ジェノサイド国家」と責め立てるのは的外れの非難です。今、イスラエルは四方八方から攻撃され、国家存亡の危機に直面しています。この戦いの中、イスラエル人の親たちは若い優秀な息子たちを失っています。親たちの悲しみに寄り添い、これ以上戦死者が出ないように祈りましょう。
 
●アラブ人の本音
 多くのアラブ人の本音は、イスラエルが消滅するまで戦うということです。イスラム教では、非イスラム教徒と平和条約を結ぶことは禁じられています。また、一度イスラム教徒の領地となった場所は、永遠にイスラム教徒のものであるとの考え方です。イスラム教徒にとっては、イスラエルとの戦いは宗教戦争です。しかし、近年になってアラブ諸国の中から世俗的政策を採用し、イスラエルとの国交樹立を志向する国々が出てきています。これは歓迎すべき変化です。
 
●イスラエル聖書大学(ICB)
 ICBには、ユダヤ人学生、アラブ人学生、ロシア系ユダヤ人学生などが机を並べて学んでいます。言語はヘブライ語とロシア語が主要ですが、外国人学生のために英語の授業も用意されています。また、聖書地理学のための野外授業も設けられています。
 
●メシアニックジューの増加
 1948年5月14日(イスラエル共和国の誕生)の時点では、イスラエル国内にはメシアニックジューが23人しかいませんでした。それから約70年後、その数は約3万人に増加し、会衆に集まっていないメシアニックジューまで含めると6万人になると言われています(イスラエル聖書大学による調査)。
 
●国連の反ユダヤ主義的風潮
 今から3年ほど前に、バイデン大統領から国連大使に指名されたリンダ・トーマスグリーンフィールド氏(元国連次官補の黒人女性)が、上院外交関係委員会で証言しました。彼女は、国連のイスラエルに対する不公平な扱いと執拗な制裁決議に反対を表明しました。特にイスラエルをボイコットするBDS運動を反ユダヤ主義だと批判しています。
 
●反イスラエル教育
 中東専門家のヨラム・エッティンガー博士は、パレスチナ人テロの原因について次のように述べています:
「パレスチナ人によるテロの最大の原因は、パレスチナの学校で教わっている反イスラエル教育にある。パレスチナ人のユダヤ人に対する盲目的な憎悪が根絶やしにされない限り、両者間の和平交渉が好転することはない。」
 
●オンライン化する反ユダヤ主義
 離散省が作成した反ユダヤ主義年次報告によると、昨年は反ユダヤ主義がオンライン化する傾向が顕著になったといいます。コロナ過はユダヤ人の陰謀だという陰謀論まで拡散しています。根拠のない反ユダヤ主義が阻止されるように、真偽を見分けるネット民が増えるように祈りましょう。

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