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OTC充血除去薬、鼻づまりには利かない?

 人気のある充血除去薬の売上は、昨年20億ドルの大台に近づきました。しかし連邦政府は、充血除去薬を宣伝している企業は欺瞞に満ちていると考えているようです。

 最近の報告によると、アメリカ食品医薬品局(FDA)は市販されている充血除去薬の有効性に疑問を呈しています。 もし連邦政府の判断が正しければ、人気のある充血除去薬が、1つ以上年内にも薬局の棚から撤去される可能性があります。
 
●FDAが充血除去薬に異議を唱える
 FDAの科学者がフェニレフリンの経口投与は効果がないと発表したことで、世界トップクラスの充血除去薬を開発した企業のトップは困惑しています。
 もしFDAの発表が正しければ、ほとんどすべてのアメリカ人が服用している充血除去薬は、鼻づまりに対して驚くほど効果がないことになります。 問題は、FDAが製品の回収までやるかどうかです。
 
●経口フェニレフリンに対するFDAの戦い
 FDAのトップ科学者たちは、フェニレフリンの経口投与はプラセボに等しいと公言しています。 今後は、外部の専門家がこのテーマをさらに検討し、提言を行うことになります。 FDAが主催する諮問委員会は、経口フェニレフリンを含む充血除去薬を含む非処方薬の有効性について審議します。 経口フェニレフリンは、ナイキルからスダフェッドに至るまで、数多くの風邪薬やアレルギー薬に使用されています。

 問題の核心は、経口フェニレフリンがもはやGRASEとして指定されるべきではないか、ということです。 GRASEとは、generally recognized as safe and effectiveの略語です。 2007年に話を戻すと、同じ問題が持ち上がっていました。 経口フェニレフリンには効果がないという証拠があったにもかかわらず、FDAはデータとアレルギー薬や風邪薬を製造する企業のシナリオに振り回されたのです。

 そして2015年、フロリダ大学の研究者たちは、追加調査の実施後にこの決定を見直すようFDAに請願しました。要するに、2007年以降、この問題に関して、複数の大規模臨床試験を含む追加研究が実施されたということです。 そのデータによれば、フェニレフリンの経口投与は、たとえ高用量であっても鼻の充血を抑えることはないとされています。

 経口フェニレフリンは、鼻腔内に使用すると充血除去薬としてある程度有効かもしれませんが、経口的に摂取すると人体に十分に吸収されません。 さらに、FDAの科学者たちは、経口フェニレフリンに関する以前の分析が偏見と方法論的弱点に満ちていたことを認めています。

 FDAが現在行っている審査は、これで終わりではありません。 諮問委員会が、人気のある充血除去薬を引き続き一般に販売するよう主張する可能性もあるのです。
 しかし、諮問委員会がこの製品を一般に販売し続けるよう勧告したとしても、FDAはこの勧告を無視し、店から充血除去薬を撤去するよう求めるかもしれません。

●鼻づまり解消の自然療法、呼吸を楽にするヒント
 鼻づまりを自然に解消することで、呼吸が楽になり、より快適に感じることができます。 ここでは、鼻づまりを解消する自然な方法をいくつかご紹介します:

*蒸気の吸入: 蒸気を吸入することで、粘液をゆるめ、鼻づまりを解消することができます。 お湯を沸かしてボウルに入れ、タオルを頭からかぶって蒸気を吸い込みます。
*生理食塩水による鼻洗浄:生理食塩水の鼻腔スプレーやネティポットを使って鼻腔を洗浄します。 粘液を取り除き、鼻づまりを軽減するのに役立ちます。
 
*水分をしっかり補給: きれいな水、オーガニックのハーブティー、スープなど、水分を十分に摂りましょう。 水分補給は粘液を薄め、排出しやすくします。
 
*ユーカリオイル:お湯を入れたボウルにユーカリのエッセンシャルオイルを数滴たらします。 蒸気を吸い込むと鼻の通りがよくなります。 さらにユーカリを胸のマッサージに使用することもできます。
 
*ジンジャーティー: 生姜には天然の抗炎症作用があります。 生姜の薄切りを水で煮て、生姜湯を作ります。 オーガニックのハチミツとレモンを加えると、鎮静効果が高まります。
 
*温水シャワー:温水シャワーを浴びることで、蒸気を発生させ、鼻づまりを緩和することができます。 蒸気が鼻の通りを良くしてくれます。
 
*加湿器: 寝室、特に夜間に加湿器を使いましょう。 湿った空気は、鼻腔の乾燥や鼻づまりを防ぐのに役立ちます。

 鼻づまりが続いたり、高熱や咳が続いたり、呼吸困難などの重い症状を伴う場合は、より深刻な基礎疾患が潜んでいる可能性があるため、専門の医療機関に相談することが大切です。

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