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イスラエル通信6月28日
●イランの脅威
5月末、イランは新型の弾道ミサイルを公開しました。このミサイルは、射程が2000km、弾頭は1500kgです。欧米諸国は、イランの戦力拡大路線に懸念を表明していますが、イラン政府はミサイル計画の拡大は純粋に防衛的なもので、抑止力のためだと反論しています。イランはイスラエルにとっての最大の脅威です。
●イスラエル聖書大学
イスラエル聖書大学(ICB)のエレズ・ソレフ学長は、「国連は、イスラエルはアパルトヘイト国家である、との非難を繰り返すが、これは間違っている。我々は“メシアにある新しい1人の人”である。」と宣言しています。
イスラエルは、ユダヤ人、アラブ人、その他の少数民族からなる複合国家であり、国民すべてが法の下で平等です。イスラエル聖書大学は、メシアニックジューとアラブ人クリスチャンが一緒に学ぶ大学であり、キリストにある愛を実践しています。
●ヒスパニック系ユダヤ人
ロサンゼルス西部では、ヒスパニック系ユダヤ人の人口が激増しています。彼らは、アルゼンチン、ブラジル、メキシコなどから米国に移住してきたユダヤ人たちです。彼らには、福音を聞くチャンスが与えられています。彼らがイエスをメシアと信じ、自分たちの使命に目覚めるように祈りましょう。
●イスラエルとパレスチナの戦い
ヘイト・スピーチや暴力に対する対応に関しては、イスラエルとパレスチナで大きな違いがあります。イスラエルでは、この種の問題は個人に起因するもので、政府がそれを推奨しているという事実はありません。イスラエル政府は、断固とした態度を取り続けています。
一方のパレスチナでは、アッパス議長から閣僚、公的メディアに至るまで、パレスチナ人テロリストを英雄視する報道を繰り返しています。これがパレスチナの公的スタンスです。
●イスラエルを祝福する者
今もイスラエルを憎む者は地上に多くいます。
「彼らは言っています。『さあ、彼らの国を消し去って、イスラエルの名がもはや覚えられないようにしよう』」(詩83:4)。しかし、神はイスラエルを祝福する人たちを祝福すると約束しておられます。
「あなたを祝福する者は祝福され、あなたを呪う者は呪われる」(民数記24:9)。
私たちも、イスラエルを祝福する者となりましょう。
●中国からの聖地巡礼者
現在、毎年10万人前後の中国人がイスラエルを訪問しています。中国人は、聖書時代から現代に至るイスラエルの歴史に興味を持っていると言われています。この傾向は、イスラエルに対する祝福であるばかりか、中国人の霊的覚醒にもつながる可能性があります。イスラエルを訪問する中国人たちのために祈りましょう。
●世俗的イスラエル人
最近、世俗的なイスラエル人のキリスト教に対する態度がオープンになってきています。「キリスト教を学校で教えるべきか」という問いに、68%が肯定的に答えています。
さらにその52%は、新約聖書の概要を学校で教えても、何の問題もないと答えています。キリスト教に心を開きつつある世俗的なイスラエル人たちにキリストの福音が明確に語られるように、そして、彼らが福音に応答し、イエスが救い主であることを受け入れるように祈りましょう。
●ユダヤ人とクリスチャンの関係
近年、ユダヤ人とクリスチャンの友好関係が深まっています。政治の世界でも、ベンヤミン・ネタニヤフやベニー・エロンといった有力政治家が世界中のクリスチャン、特に福音派クリスチャンと友好関係を築く例が多く見られます。
ユダヤ人とクリスチャンの関係がさらに深まり、クリスチャンが信じるメシア、イエスにユダヤ人が心を開くように祈りましょう。