人生意気に感ず
動物、植物学を受け、アレックスに会い、もといたコロセウムの家でご飯をいただき、夜までしゃべる。
● 人生意気に感ず
人間は金銭や名誉のためにではなく、自分を理解してくれる人のいさぎよい気持ちに感じて仕事をするものだ。
空手部卒業の際の寄せ書きを先日もらった。師範に書いていただいた一言「人生意気に感ず」。中国の魏徴の述懐☆からの切り抜き。なるほど、人間はお金や名誉のためではなく、自分を理解してくれる人の潔い気持ちに感じて仕事をするものなのか。まあ、この言葉を理解するのはまだ早い。徐々に理解できるようになるのだろう。座右の銘として頭の隅にしまっておこう。
☆ ぎちょう 【魏徴】
(五八〇-六四三) 中国、唐初の政治家。字(あざな)は玄成。玄武門の変後、李世民(太宗)に仕え、諫臣として有名。南北朝・隋の正史編纂に関与。「述懐」の詩は名高い。
じゅっかい ―くわい 〇 【述懐】
(1) 心中の思いをのべること。
(二)〔「しゅっかい」とも〕不平・うらみ・愚痴(ぐち)などをいうこと。