ランニングシャツ
先月から一時的に無職だったので、初めて職安という堅苦しく、重苦しい空気を漂わせていた場所に、数日前行ってきた。
現在は休職していた仕事場が運良くまた拾ってくれたので
「無職。25歳男性。実家暮らし。バンドマン」
とは短い時間だったがお別れした。
凄い優しくランニングシャツがワイシャツからスッケスケの中肉中背優しげな声を出す30代後半から40代前半の男性に対応してもらった。
安定している。
シャツの下に肌着を着る。
凄く安定している。職安だ。
今日その人が自分の職場(接客業、サービス業)に来たのだ。買い物しに。
普通という異常を僕は目の当たりにした。
今まではサラリーマン頑張ってんなあ
くらいにしか思わなかったが、
「シゴトアル、ウレシイ。」
の状態だととんでもなく凄い人に思える。
いや、事実、凄い人だ。
何も仕事ない時は絶望していたから。でも絶望とは鶏華瓶の曲にあるpropと同じ様に、
"隣の家に住む幼馴染"くらいの感覚で本当にその時の感情はヨッ友くらいの何もない無の感覚なのだ。
俺はそういう道を歩いている。いつか音楽で食べていける様になって家からウーバーイーツ頼める様になれるくらいになれたら良いなあ。
いやなるんだ。