「人を見下して自信を得る」そんな勘違いをしていた頃の話

2024年12月10日 06:42

自信を持つことは、人を見下すことだと思っていました。

自分を優位に見せたり、相手を下に見ることで得られるものだと。

しかし、それだけでは本当の自信とは言えないのではないかと、最近思うようになりました。

昔、プレゼンや面接で緊張を隠すために、相手を「自分より下だ」と心の中で思い込むことがありました。

たとえば、「この人は仕事ができなそうだ」とか、「結婚もしてないのに偉そうに」なんて考えることで、自分を落ち着かせていたのです。

確かにその瞬間は堂々と振る舞えました。
でも、終わった後に心に残るのは、なんとも言えない後味の悪さ。

そんな時、
「これって本当に自信なのか？」
と疑問が湧きました。

小さな成功体験で得た自信

思い返せば、
自分が本当に自信を持てたのは、人を見下した時ではなく、自分が努力して成果を出した時でした。

たとえば、仕事での成功、スポーツでの上達、結婚や早起きといった日常の小さな達成感。

特に印象的だったのは、元プロ野球選手の清原選手が言っていた言葉です。

「練習するのは上手くなるためじゃない。自信をつけるためだ。」

この言葉を聞いた時、腑に落ちるものがありました。練習や努力は、自分を信じる力を育ててくれるのだと。

とはいえ、人を見下して自信満々でいる人を見ると、気にしなってしまうこともあります。

バカにしたような態度や言葉をぶつけられると、「こっちが劣ってるみたいで嫌だ」と感じることもあります。
そんな時、私が意識しているのは以下のことです。

見下されてイライラした時こそ、「自分はどう在りたいか」に意識を向けるようにしています。
「自分は相手を見下すことで自信を持つ人になりたくない」と思うなら、自分の努力や目標にフォーカスすることが一番です。

見下してくる人の態度って、結局はその人が作り上げた自分基準での評価です。
その基準に振り回される必要はありません。「ああ、この人はそういう価値観なんだな」と割り切ることで、無駄にイライラしなくなりました。

この考え方、結構大事だと思っています。
例えば、相手に腹を立てている間に、自分の好きなことをしたり、もっと有意義なことに時間を使えたはずです。
「このイライラで得られるものは何もない」と考えれば、自然と気持ちを切り替えやすくなります。

最近気づいたのは、本当の自信は他人を見下すことで得られるものではないということ。
むしろ、相手を尊重しつつ、自分にも価値があると思える状態こそが「自信」ではないでしょうか。

誰かを見下す自信は、崩れやすい砂の城のようなもの。

一方で、努力を重ねた結果や小さな成功体験から得た自信は、どっしりとした土台の上に築かれたものです。

私は以前、人を見下すことで自信を持とうとしていました。

しかし、振り返ってみると、本当に自分を支えてくれたのは努力の積み重ねや、小さな成功体験から得られた「確かな自信」でした。

そして、人を見下す人にイライラする時は、「その人の態度は自分の価値に影響しない」と割り切ることで、無駄なエネルギーを使わなくて済むようになりました。

これからも、自分を信じられるような行動を積み重ねていきたい。

そして、自信を持ちながらも他人を尊重できる、そんな人でありたいと思います。

From ゴエモンぱぱ🏯🌸🍃