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浮気は悪なのか?心まで縛れない結婚の制約

「浮気は悪だ」という意見は、どこか当たり前のように感じられるものかもしれません。
でも本当にそうなのでしょうか?

結婚は感情も含めて縛るものなのか。それとも、
感情は契約の外にあるのか。

昨今、浮気や不倫が取り沙汰されるニュースを見るたびに、このテーマについて考えさせられます。
私たちは何を「悪」とし、何を許容できるのか。

今回は「浮気」というテーマを通じて、結婚という制度、そして変わる感情について考えてみたいと思います。


前提として

私は浮気を肯定しているわけでも、経験があるわけでもありません。
ただ、浮気や結婚について「こういう視点もあるのでは?」と思ったので、整理してみました。


浮気の定義は人それぞれ

そもそも「浮気」とは何を指すのでしょうか?

異性と食事に行くこと?
パートナーに隠れて連絡を取り合うこと?
それとも身体の関係を持つこと?

定義は人それぞれで、だからこそ話がこじれることも多い。

学生時代を思い出すと、好きな人が次々と変わっていました。
一度誰かを好きになったら他の人を好きになってはいけない、そんなルールはありませんでした。
でも結婚となると話は別のようです。

結婚は「一対一」の契約。
それに反する行動は「浮気」とされ、信頼を裏切る行為
だとされます。

でも本当にそうでしょうか? 結婚という契約は、感情まで縛れるものなのでしょうか?


結婚は感情まで縛れない

結婚は法的な契約です。
しかし、その契約の中で「感情」まで縛れるわけではありません。
人間の気持ちは移ろうものです。

例えば、仕事で新しいプロジェクトに興味を持ったり、趣味が変わったりするのと同じように、誰かに惹かれることもあるでしょう。それを完全に否定するのは、人間の本質を無視しているようにも思えます。

もちろん、感情の変化をどう扱うかが重要です。
他の人を好きになったり、性的な魅力を感じたりすること自体は仕方のないことかもしれません。
ただ、それをどう行動に移すかで信頼が問われます。


嘘は信頼を壊す?

浮気が「悪い」とされる大きな理由は、信頼を裏切る行為だからです。
たとえ「優しい嘘」であっても、嘘は嘘。

例えば、私は異性の友達と食事に行くときに、パートナーには「同性の友達と行く」と伝えたことがあります。特にやましい気持ちはなく、変に心配させたくなかっただけ。

でも、もしその嘘がバレたらどうでしょう?
やましくないとはいえ、嘘をついたことで信頼が揺らぐかもしれません。
だから嘘はつかない方がいい。
でも、ついちゃう時もある。そういう時どうするか、これも難しい問題です。


好きな気持ちが変わることを責められるのか?

「好き」という気持ちは、契約ではどうにもならない部分があります。一度好きになった人をずっと好きでいる保証はどこにもありません。それは結婚していても同じです。

ただ、ここに「浮気=悪」となる原因の一つがあるように思います。
一緒にいる時間が長くなり、相手への気持ちが薄れていく中で他の人に惹かれる。これは、相手を裏切る意図がなくても起こり得ることです。

では、そんな時どうすればいいのか。

正直なところ、答えはありません。
それぞれの夫婦がどう信頼を築くかによるでしょう。感情が変わることを否定せず、変化を認め合える関係でいることが、理想的かもしれません。


浮気をどう捉えるべきか?

結婚生活を送る中で、感情が変わることや思い通りにいかないことがあるのは自然なことです。浮気の話題は、その根底にある人間関係の複雑さを映し出していると言えます。

ただ、ここで大事なのは、「だからと言って浮気をしていい」という話ではないということです。
浮気を正当化するつもりはありませんし、浮気された側が感じる痛みや裏切りの感情が正当であることも理解しています。

ただ、「浮気=最低」「浮気する人は許せない」と感情的に断罪するのではなく、「そういう背景もあるのかもしれない」と少し距離を置いて考えることで、他人の浮気話を聞いても変にストレスを感じることが少なくなるのではないでしょうか。
結局のところ、自分の感情や考え方に余裕を持つことが、自分自身を守ることにもつながるのです。


最後に

結婚という制約の中で、感情が変わることは誰にでもあるものです。そして、それをどう捉えるかは人それぞれ。
ただ、どんな形であれ「信頼を守る」ことの大切さは変わりません。

浮気は悪なのか。これに対する答えは、単純ではありません。
ただ一つ言えるのは、結婚は契約でありながら、感情まで完全に縛るものではないということ。
人間の感情の移ろいを理解しつつ、どう夫婦間で信頼を築いていくか。それが本当の課題なのかもしれません。

From ゴエモンぱぱ🏯🌸🍃

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