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教育移住先を「フィリピン・セブ」に決めた理由

フィリピン・セブ島に教育移住したごえもんです。妻と現在3歳の息子(移住開始当時は1歳11ヶ月)と3人での移住生活が始まってから1年半が過ぎました。

コロナの件も落ち着いたことや、日本の将来の不安などもあってか、“教育移住”のことを多く聞くようになりました。

「教育移住」と一口にいっても、目的や条件も人それぞれで、移住する国も期間も様々です。(“英語取得”が大前提であることは多いように感じます)

多くの国がある中で、「なぜフィリピン・セブ島に移住したのか?」ですが、ひとつの理由ではなく、様々な条件があったからです。その理由を順番にまとめてみようと思います。

理由1. 英語が公用語である

まず、子どもが英語ネイティブになってほしいと考えました。
なぜなら、話す言葉・読む言語として、世界では英語を使用していることが最も多いからです。当たり前ですが、英語ができると就業・勉強・交友関係など、あらゆる面で世界が広がります。

公用語が英語であれば、英語を使う機会も増えるのではないかと考えました。

また、街中の看板などが現地語に加え、英語で表記されていることが多いです。全く触れたことのない言語ではないので、英語であればある程度理解できるので生活が楽になります。

理由2. ビザが取りやすい

フィリピンは、ビザなし(=観光ビザ)でも長期間滞在することができます。30日以上滞在を希望する場合は、移民局で申請が可能で、最長連続3年間滞在できるようです。

英語が公用語の国はたくさんありますが、就労や留学者本人でなければ1年以上の長期滞在ビザを取得することはできないようです。例えば、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどです。(多くの国民が英語を話せるオランダも)

自分や妻は、日本企業と完全リモートワークで仕事をするというワークスタイルを準備していたことと、英語はあまり話せないため、現地で就労という選択肢は考えていませんでした。

また、マレーシアやシンガポールは保護者1人は子どもに帯同するビザが発行されるようですが、家族全員で移住したかったので選択肢には入れませんでした。
ちなみに、ニュージーランドも留学生のための保護者ビザが1年間までは発行されるようです。

シンガポールは家賃や学費が高いので、そもそも現収入では資金的に難しいかも…ということもあります。

理由3. 収入

昨今の円安の事情もあり、収入に見合った国・地域でないと生活は苦しくなってしまいます。フィリピンも昔の感覚だと“安い”と思ってしまいがちですが、トータルの生活費は日本と大して変わらない印象です。

英語が使えるなら、思い切って現地で就労したら、現地の物価水準で給与をもらうことができるかもしれません。

理由4. 仕事

IT・デジタル関係の仕事をしていれば、マレーシアの「ノマドビザ」も取れる可能性はありそうです。こちらは、移住開始後に新設されたビザです。しかし、現在の自分には当てはまらないので、まだ選択肢には入りません。

※現在スキルアップの意味も含め、IT系技術を勉強中です。仕事に繋がれば、今後の選択肢が広がりそうです。

理由5. 日本からの距離と時差

これまで述べた理由から、そもそも欧米は選択肢に入れていなかったのですが、日本からの距離も重要でした。
子どもが小さいこともあり、5時間程度で日本と行き来できるフィリピンはベストでした。たまに子どもを連れて両親・兄弟や親戚・友人・仕事関係者に会いにいったり、セブにはないようなテーマパークに行ったり、日本食を堪能したりしています。

日本企業と仕事をしているので、時差が1時間しかないのもポイントでした。

理由6. フィリピンの中で条件を満たしかつ、過ごしやすそうな場所だった。

理由1〜5でフィリピンに絞られてくるのですが、ここで「どの地域・町」に住むか?という選択肢があります。

以下の理由から、セブを選びました。

セブにした理由1. 主要都市が暮らしやすいと思った

主要都市がインフラなど何かと暮らしやすいかと思い、第一都市のマニラか第二都市のセブで考えて、最終的にセブにしました。

日本からの直行便もあります。

なお、大使館・領事館があるのはマニラ・セブ・ダバオの3都市です。

先日も「出生証明」を申請しに領事館へ行ったので、領事館のある地域で良かったと感じています。(詳細はこちらの投稿へ)

セブにした理由2. 学校(海外大学への進学の道)

子どもには色々な選択肢を持たせたいと考えており、フィリピン以外の大学、特にアメリカなどの大学も挑戦できるようにしておきたいと思いました。

そのため、「Cambridge Advanced(A Levels)」「IB=国際バカロレア(International Baccalaureate)※DP」といった海外大学への進学プログラムに対応した高校が存在する場所を選びました。

フィリピンでは、マニラ・マニラ近郊とセブのみです。

セブには以下の3つのインターナショナルスクールが該当します。
1, CIS (Cebu International School) ※IB
2, SSC (Singapore School Cebu) ※A Levels
3, CIE (Center for International Education) ※A Levels

セブにした理由3. 地域・都市の雰囲気

これはあくまで肌感覚になってしまうと思いますが、地域・都市の雰囲気です。セブはマニラに比べたら“都市”というほどでもないのかもしれませんが、なんとなく肌感覚がセブの方が合いました。
また、犯罪や事件発生がマニラの方が多いように思ったのと、空港の雰囲気なども含めてマニラには窮屈さのようなものを感じたのかもしれません。

このあたりの調査は不十分かもなので、今後の変化を含めて変更の余地はありますね。。

セブにした理由4. 台風の影響

セブはマニラと比較して台風の影響を受けづらいと聞きました。
実際、フィリピンに上陸するとしても、東のサマール島やレイテ島が壁になり、ルソン島(マニラのある島)の方に進んでいく経路が多いのかと感じています。

ただ、2021年12月(ちょうど移住の数ヶ月前)には“オデット”という名のスーパー台風がセブも直撃していますので、ゼロではありません。

最後に

以上が、「なぜフィリピン・セブ島に移住したのか?」の理由です。フィリピン・セブ島に移住するメリットと言ってもいいかもしれません。

そもそも、日本じゃダメなの?という考えもありそうですが、条件を満たす学校がかなり高額でした。
また、これから成長する子どもが、違う人種の方々と普通に生活することで、言語のみならずフラットに接することができればと考えました。

なお、移住の理由ではありませんでしたが、結果としてよかったことはとても気候がいいことです。最低気温・最高気温が24~32℃あたりで年中安定しています。

自分自身のために一度整理してみましたが、同じように教育移住を検討されている方のご参考になれば幸いです。

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