2022年12月の記事一覧
宮沢賢治「双子の星」より stand.fm #34
お日さまの、
お通りみちを はき清め、
ひかりをちらせ あまの白雲。
お日さまの、
お通りみちの 石かけを
深くうずめよ、あまの青雲。
🌠詩と朗読 poetry night
第34夜は、宮沢賢治「双子の星」より、私の好きな美しい一節をお聴きください。今年最後の放送です。(8分半)
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可惜夜(あたらよ) stand.fm #32
誰にでもある、一生でいちばん幸せな瞬間。その幸せな想いが胸に明かりを灯し、その後の人生をずっと照らしていくような。
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「可惜夜(あたらよ)」
その瞬間
ことばということばは
黙りこくった
だだひとつをのぞいては
神がひとに与え給うた
ことばなれども
ただひとつをのぞいては
すべてが意味を失った
明けまく惜しき可惜夜に
あなたの胸から
私の頬に
響き震わす
そのことば
思い出すだに慕