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FXで安定して勝ちたいなら「ロンフィク」を学べ!

こんにちは!キムマサルです。


今回は絶対に抑えておきたいファンダメンタルズ分析の要素の1つ、「ロンドンフィックス」略して「ロンフィク」を使ったトレード手法を紹介していきます。


ロンフィクとはイギリス・ロンドン市場における重要な経済指標で、世界4大通貨のうちユーロ、英ポンド、米ドルに大きな影響を与えます。

毎月1回だけ訪れる穴場ポイントであり、発表前後で値動きが非常に大きくなるのでうまく乗ればかなりの値幅が狙えますよ。


ただし上昇するのか下落するのか予想が難しいところもあるので

・どのようにトレードすればいいのか?

・どこに注意する必要があるのか?

このあたりを詳しく話していこうと思います。


初めてロンフィクを知ったよ、という方のためにもロンフィクの基礎的な部分から丁寧に解説するのでぜひ最後までお読みください。

FXで安定して勝ちたいなら「ロンフィク」を学べ!

まずはロンフィクとはどのような経済指標なのか、その概要について解説していきますね。


ロンフィクとは、英国・ロンドン市場において金融機関が顧客と外貨取引をする際の基準レートを決める行為のことです。

つまり東京市場で言う仲値のことですね。


仲値とは金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレートのことで、日本では毎日9時55分に発表されます。

そして銀行が現金を外貨に変更する場合は1日を通してこの仲値のレートで取引するのです。


個人がFXトレードをする際にはリアルタイムの為替レートを使いますが、企業と銀行間での取引ではそうはいきませんからね。

全企業が自国通貨を外貨に交換する度に銀行に問い合わせて現在のレートで取引していたら銀行側の手が回りません。


なので企業と銀行間では1日を通して決まったレートでやり取りすることになっています。

そのレートが仲値であり、そのロンドン市場版がロンドンフィックスということです。


そしてロンフィクはロンドン時間の16時、日本時間に直すとイギリスが夏時間の間は24時、冬時間の間は1時に行われます。

この時間に決められたレートがその日の両替レートや企業との取引レートとして使われるので、発表時には銀行や企業の為替ディーラーからの大口注文が入りやすくなり、結果として値動きが激しくなるということです。

この企業の動きは「実需」というもので、海外企業への決済は必要不可欠なため投機や投資と違い為替的に好条件でなくても取引が行われます。


また投資や投機の場合だと買われた通貨はそのうち売られますよね。

世界中のトレーダーの買いポジション数が増えれば増えるほど将来的な売り圧力も増えていきます。


ですが企業が決済のために買った通貨はそのまま海外企業に渡ります。

つまり反対売買が行われないため市場に資金が戻ってきません。

ということは投機や投資と違って将来的な売り圧力が残らないのです。


なのでロンフィク時の企業と銀行間の取引は為替相場に対して影響が大きくなります。

日本でも仲値が発表される9時55分前後にはディーラーや個人トレーダーの様々な思惑が交錯して値動きが大きくなりますよね。


このロンフィクは平日に発表されるのですが毎日毎日気にする必要はありません。

ロンフィク発表にかけて相場が大きく動きやすい時期があるんです。


その重要な注目ポイントは月末、期末、年末の3つ。


この期間は投資信託や年金運用基金、ヘッジファンドといった機関投資家がポートフォリオ調整のために大口取引を持ち込んだり、輸出企業が決算のために自国通貨をまとめて買い戻ししたりするため相場変動が大きくなります。

特に月末は企業の決算や支払いなどに関わる取引が集中して行われるので、月末の2営業日は値動きがより大きくなります。


さらにこれらの機関投資家や企業の動きを意識してトレードする投機家が相場の動きを加速させるので、ここを狙ってトレードしていくということですね。

なのでロンフィクトレードに成功すれば資産を一気に増やすことも可能です。


ただロンフィクトレードはロンドン市場の仲値が決定する前後の短い時間で勝負を仕掛けることになるため、デイトレードやスキャルピングにある程度慣れたトレーダー向きの手法になります。


それから日本の仲値が決まることで影響を受けたチャートの動きは仲値決定に向けて円安方向に、決定後は円高方向に進むことがほとんどですが、ロンフィクの場合は上がるか下がるかはその時の状況次第です。


なので短期取引が苦手だったり、相場が荒れて方向性が読みづらいときにトレードするのはイヤだなという方はロンフィク時のトレードは避けて危ない橋は渡らないようにするのも1つの手です。


それからいくつか注意点があるので覚えておきましょう。


まずはスプレッドとスリッページが広がりやすいという点です。

スプレッドとは外貨を交換した際に発生する取引手数料のことで、スリッページとはトレード画面で注文したときの価格と注文が確定するときの価格との差のことですね。

短期間の大きな値動きを狙うので避けるのが難しく、余計なコストがかかってしまいます。


それからロンドンフィックスの前後30分から1時間は値動きが激しくなるので、この時間帯にロンフィクを意識せずにトレードすると一度に大きな損失を出してしまうことに繋がります。

夏の間は日本時間の23時から1時、冬の間は24時から2時の間は注意が必要ということですね、


ロンフィクの時間丁度に値動きが活発化するのではなく、ロンフィクが始まる前から値動きが大きく動きます。

これはファンダメンタル分析を主流とするトレーダーは値動きを先読みして実際の経済指標発表よりも先に売買を仕掛けることが多いからです。


このように注意点もいくつかあるので難しく感じた方もいるかと思いますが、この後紹介するポイントを抑えてトレードプランを立てておけば問題ありません。


それではロンフィクを活用したトレード方法について解説していきます。


ロンフィクトレードで重要なポイントは3つ。

ロンフィク時には外貨が買われやすい

仲値が決まると一時的に反発しやすい

ポジションを保有し続けず短期で決済する

ということです。


このポイントを意識しながら次のチャートを見ていきましょう。

こちらは2023年4月のロンフィク時のポンド円チャートです。

ポンドが買われ「ポンド高・円安」になり、価格が急騰していることがわかりますね。


ここでの注目ポイントはロンフィクの影響で急上昇する前にレートがジワジワと上昇している点です。


買い勢力が少しずつ強まっているということですね。

こういった場合はロンフィクの時に一気に買い勢力が強まり、そのまま急上昇することが多いです。


このように知識1つで勝てる場面というのはよくあるので、勝率アップのためにもぜひ覚えておいてください。

さらにロンフィク後に一時的に反発してチャートが下降することも多いです。

この2023年6月のポンド円チャートなんかは分かりやすく反発していますね。


このタイミングでスキャルピングを狙って売りエントリーするのもありです。


ただあくまで「反発しやすい」ということなのでそのまま上昇し続けることもあるため、損切りのタイミングを逃さないよう注意してください。

短期反発の終点予測は前回高値に付けるのがオススメです。


またマグネット効果も反発後どこまでレートが動くか判断する際に使えます。


マグネット効果とは前回の高値・安値の価格まで磁石に引き寄せられるかのようにレートが上昇または下落するといったものです。

また、前回の高値・安値をブレイクアウトしたら、その方向により伸びやすいという性質もあります。


今回は直近に高値があったためそこに水平ラインを引きましたが、ロンフィクで急騰した際には直近、当日中に高値が見当たらない場合もあります。

そういった場合は前日の高値まで遡って水平ラインを引いておくのも1つの戦略です。


マグネット効果についても知っておくと根拠の1として加えることでより手堅いトレードができるようになるのでぜひ覚えておいてください。


それからロンフィクの前後でポジションを保有し続けるのは危険なので、かならず短期で決済するようにしましょう。

状況によっては相場が激しく上下に動くので一瞬も目が離せません。

あまりに相場の荒れが酷いときはエントリーを控えて、エントリーしてしまった場合はダメだと思ったら早めに損切りしてください。

例えば2023年7月のポンド円は荒れに荒れてますね。

ロンフィクに向けて早い段階で急降下したと思えば、急上昇急降下を挟んで最終的にロンフィクに向けて急上昇してます。


外貨が買われやすいというロンフィクの性質を上手く使えばかなりの値幅が取れたかもしれませんが、これはさすがに難易度が高すぎますね。

自信の持てないトレードは避けて、先ほどの例のように根拠を持てるタイミングでエントリーするのが一番です。

まとめ

以上、絶対に抑えておきたいファンダメンタルズ分析要素「ロンドンフィックス」について解説してきました。


ロンドンフィックスとは「ロンドン市場における仲値が決定する時間のこと」を指しており、特に月末の2営業日は値動きが大きくなりやすいです。


それから

スプレッドとスリッページが広がりやすい

月末はいつも以上に注意が必要

前後30分から1時間で特に値動きが大きくなる

以上3つの点に注意してください。


また、ロンドンフィックスの値動きには機関投資家のリバランスや企業と銀行間の取引など関わる要素が多いため相場の方向性を予測するのが難しいです。


ですが

・ロンフィク時には外貨が買われやすい

・仲値が決まると一時的に反発しやすい

・ポジションを保有し続けず短期で決済する

この3つのポイントを抑えておけば

トレードチャンスを見逃さずに済むのでしっかり覚えておきましょう。


今回の記事ではロンフィクの基礎からトレード方法について話してきたので「次のロンフィクの時に実践してみよう!」と思ってくれた方もいるかと思います。

ですがロンフィクの値動きを読むのはなかなか難しいので、まずは実際にエントリーするのではなくリアルタイムで値動きを観察して慣れてきてからエントリーしてみるのがオススメです。


今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました!

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■自己紹介
名前:『金勝(キムマサル)』
職業:元19億円運用の証券トレーダー
TKC(トレードキングダムコミュニティ)のゴジラシステム開発者
年齢:40歳
趣味:ワンピースのアプリゲーム、バウンティラッシュに課金
週末は嫁と旅行✈

現在は海外を拠点に活動しながら、
プロトレーダー育成コミュニティ「トレードキングダム」の運営者

裁量トレードに必要なスキル・時間を9割カットさせて稼ぐことに特化させた
「ゴジラシステム」の開発者でもある。

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