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#2_2 小説にはならないごく普通の研修の話

前回はこちら

※ここで出てくる人物名や地名は仮であり事実とは異なります。



高級ホテルの研修は、ほこりはもちろん、髪の毛一本残らないように隅々まで清掃を行う。

これが慣れない環境だからきついとか、全然教えてくれなくて大変とか、一緒にいる同期の女の子が可愛くないとか、シンプルに”肉体的”にきつい。

そんな毎日、短時間で水滴一粒、髪の毛一本残さないようにきれいにするために汗水流し、最終日を迎えた。

ここまでくれば”今日で最後”という魔法の言葉を使い、スター状態のマリオの様に無敵になっている。
(実際はダメージを受けた後、数秒だけ無敵になるマリオという表現が正しいかもしれない。)

そんな文字通り満身創痍になりながら、最後の仕事が終わり研修を見てもらった先輩に報告をした。

そんな5日間コツコツ積み上げた頑張り終え、改札を通り電車に乗った。色々あったが、この5日はプロとしての仕事を体験出来たのかなと思う。

お客様のために限られた時間の中で仕事をやりきること、
頑張ったとかではなく結果を出すことが大切だと言うこと、
どんな事を言われてもある程度スルー出来るようにしないと行けない事
(3つ目は合っているかわからないが、)

大変だった分それなりに良い研修だったのかなとも思う。いやそう思わないとこれからやっていけないと感じたからそう思うようにしたのかも知れない。

『次はー千歳烏山ー千歳烏山ー』

改札を出て空を見上げた。朝の雨が嘘の様に晴れて空には虹が架かっていれば、明日も頑張ろうってなったのかも知れないが、朝と全く同じように雨が降っていた。こうしてごく普通の社会人の研修が終わった。

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いかがだったでしょうか。
高校の部活時代も外周をしていて、ラスト1周のタイムってすごい早かったり、仕事でも締め切り間近って想像以上の力を発揮することありますよね

これが俗に言う火事場の馬鹿力ってやつです。
火事場のクソ力だろって言う人は友達になれるかもしれません。

次回、ついに業務が始まり、バイトの女の子とのごく普通のやり取りを描きます。
恋愛小説の様な、展開はあるのでしょうか。

続きはこちら

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気ままに日々思うことをつぶやいています。


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