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フジテレビ会見/女性のプライバシーを盾にし言い逃れ・二次加害(?)・トーンポリシング【メモノート】

フジテレビの会見(2025/1/28)をみた。時間は10時間超え。最長はウクライナ・ゼレンスキー大統領(12時間)に次ぐらしい。

中居正広氏による性加害案件(被害はフジテレビアナウンサー)をフジテレビの幹部社員が関与・それをフジテレビ側がもみ消したという疑惑。

会見によれば、港元社長は2023年6月には案件を把握していたのこと。きっかけの週刊文春が報じたのは2024年12月25日。案件を知っていながら、問題のあるタレントを番組起用し続けたことになる(『だれかto中居』は番組名が変わってから2024年2月にスタート)。

10時間超の会見で400人以上の報道陣がいたというから、質問も玉石混交。

その中で、注目したのが2つ。佐藤章(一月万冊)氏と横田増生(フリー・ジャーナリスト)氏。

まず佐藤章氏は、被害者のフジテレビアナウンサーが中居氏の自宅で被害にあった経緯・フジテレビ側がそれを人権侵害とみなした背景・刑事事件の可能性・中居氏の薬物疑惑にも触れていた。

司会者の進行が気になった。この騒動のきっかけとなった週刊文春が報じている内容を中心に質問をしているはずなのに、司会者の"個人のプライバシー"と言いながら質問者を遮るのには理解に苦しむ。特別なにか隠す意図はないだろうが、謎の慣習を疑いもなくただまかり通らせてる以外ない。

次に横田増生氏。「女性のプライバシーを盾にしていろんなことを言い逃れてしている」とフジテレビ側へ厳しく追究。彼の独壇場となっていた。

ただ、これに関して「二次加害だ!」「女性の権利が!」と不満が続出。

真相追究の煙を巻くために「二次加害だ!」「女性権利が!」というの筋違いもいいところだろう。それに同調するマスコミ関係者がまあまあいる。トーン・ポリシング(話し方警察・論点ずらし)と言っても差し支えないだろう。こういった類で各質問者にケチをつけたり高みの見物で評することは、フジテレビ側をアシストしているのと変わりない。



この中居・フジテレビ案件は、左派リベラルに限らずウヨクからネオリベ・意識高い起業家・ホリエモン・N国立花氏・SMAPファンと幅広く注目されている。10時間超の会見で400人以上の報道陣が玉石混交なのだから、トーン・ポリシングで質問者をねじふせる者が一人二人それ以上いるのは当然だろう(被害者の人権を配慮して言っていると思えない。会見の司会者と同じだ)。あえて長丁場の会見で分断を起こさせるというフジテレビの罠の見方もある。

第三者委員会の調査にしても、たいしたものは出てこないとみてる(あっても煙に巻く)。こういったトーン・ポリシングやそれに同調する様子(世論の空気)をみれば、なおさら・・。

ただ、フジテレビは降りたスポンサー企業をどう呼び戻すのか? 

(第三者委員会の調査でも疑惑があいまいなまま時が過ぎ、ほとぼり冷めれば、勝手にスポンサー企業は戻って来るかもしれない)


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