東京ヤクルトスワローズにオススメしたい!信濃グランセローズの2024年ドラフト候補!
こんにちは。中藤練です。
猛暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
何をするにしても体が資本と申します。くれぐれもご自愛ください。
さて、我らが東京ヤクルトスワローズなのですが、2024年シーズンも気が付けば残り1/3もなくなった8/15現在で首位と13ゲーム差離れた5位タイという大変苦しい状況にあります。
何だかうまくいかないことだらけのシーズンとなってしまっていますが、そんな中でも輝きを放った選手はいて、特に赤羽由紘選手と岩田幸宏選手の活躍は我々ファンにとって印象深いものになっているのではないでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、この二人は同じ信濃グランセローズというチームからスワローズに育成でドラフト指名されたという共通点を持っていて、2020年シーズンについては信濃グランセローズにてチームメイトだったりします。
他にも信濃グランセローズからは2020年の育成ドラフトで松井聖選手(現信濃グランセローズ所属)も指名されており、信濃グランセローズからプロ入りした野手は4人しかいないのですが、そのうち3人は東京ヤクルトスワローズが指名しています。
つまり、信濃グランセローズの野手は将来的に東京ヤクルトスワローズに育成ドラフトで指名される可能性が高いのです!
…さすがにこれは暴論が過ぎますが、東京ヤクルトスワローズのスカウトの中に信濃グランセローズの選手がお気に入りの方がいるのかもしれません。
そこで今回は、昨年末あたりから諸事情あって1/3程度の時間を長野県で生活している私が、個人的に東京ヤクルトスワローズが指名して欲しい信濃グランセローズの野手を2人ご紹介します。
この記事を読んでおけば、もしかしたら今年の秋、他の人が「誰だこの選手…?」となっている中で大きな顔ができるかも…?
① 馬場愛己 22歳 外野手 右投げ左打ち
今春に富士大学を卒業してグランセローズに加入したニューカマーです。
特長はバッティングで、8/15時点で打率.324、ホームラン9本、OPS.929と結果を残しています。リーグ全体で見ても打率はリーグ9位、ホームラン数はリーグ5位、打点はリーグ3位、OPSはリーグ7位とルーキーながら各部門でトップ10に入り込んできています。
また、出場した試合のうち約75%でヒットを放っており、ノーヒットで終わる試合が少ないというのも彼の特長をよく表しています。
広角に打ち分けられる技術と一発を放てるパワーを併せ持っている好打者で、体の前でボールを捌くことができており、変化球への対応が得意なのかなという印象です。
足も決して遅くないのですが、シーズン通じて9回の盗塁企図のうち成功は5回と、このあたりはもう少し成功率を高めたいところではあります。
守備はシーズン中盤までセンターを主としていましたが、最近はライトを守ることも多くなりました。大学時代はレフトも守っていたようなので、外野であればどのポジションでもこなせる選手で、プロに入った時に守備範囲や肩の強さですごく見劣りすることはなさそうです。
打撃に強みを持っていて守備走塁も破綻しておらず、大卒1年目の年齢でしかも早生まれの22歳ということもあり、今年のドラフトに引っかかる可能性が信濃グランセローズの野手の中でも高いほうなのではないかと思っています。
夏に行われたソフトバンク3軍との試合にて3試合で12-5(打率.416)と結果を残し、プロのスピードへの適応力もありそうなのも推せるポイントです。
今年のスワローズがどういうドラフト方針を取るのか全くわかりませんが、例年怪我やら何やらで戸田に本職の外野がいなくなる事態が起こっており、また岩田が支配下登録されたことで育成の外野手がいなくなりましたので、当面は岩田が戸田で果たしていた役割を埋め、ゆくゆくは神宮で1番センターとして活躍する選手になることを期待して推薦させていただきます。
※こちらの記事が公開された8/15の試合にて、馬場選手がサイクルヒットを達成されました!
馬場選手、おめでとうございます!
② 田島光祐 24歳 捕手 右投げ右打ち
今年で3年目になるグランセローズ不動の正捕手です。
高校時代から注目されている選手なので、もしかしたらこの記事を読んでいる方もご存知かもしれません。
球団のスタッフブログに昨年のドラフト時に指名の可能性があったことを伺わせる記事があり、すでにプロのスカウトの間では存在を知られている選手になります。
田島選手の特長はスローイングになります。本当に肩が強い。
私は今年、信濃グランセローズの試合を3回現地で観戦しているのですが、そのすべての試合で田島選手が相手の二盗を刺しているところを目撃しており、スローイングの技術についてはプロレベルにあるように見えました。
本人も球団のホームページにて、自身のアピールポイントとして「フィールディング・スローイング・ストッピング」を上げており、個人的にも守備については今の戸田の捕手陣に交じっても遜色ないのではないかと思っています。
課題はバッティングで、今シーズンもBCリーグで打率.246とちょっと厳しい数字となっており、このあたりの課題が改善しているところを残りのリーグ戦でアピールできればプロの道も開けるのではないでしょうか。
いまの東京ヤクルトスワローズは捕手に中村、松本、古賀、内山とタレントが並び、更にFASでMVPを獲得した橋本星哉や高卒ルーキーの鈴木叶の評価も高く、今季のシーズン途中には元オリックスバファローズの中川拓真を獲得するなど、質量ともに充実しているポジションになります。
ただ、この体制がずっと続くとは限りません。某プロ野球OBのyoutubeチャンネルにて、松本直樹が以前トレードで他球団から狙われていたとの発言がありましたが、今のスワローズの捕手陣容を見てトレードを画策してくる他球団がいるかもしれません。
また、育成契約の捕手としてフェリペがいますが、けがの影響なのか今シーズンはほぼマスクを被っておらず、内野の守備につくことが多くなっています。今シーズンのように捕手にけが人が続出する事態は珍しいことなのかもしれませんが、それでも保険として育成で捕手を獲得するシナリオもあり得るのではないでしょうか。
田島選手は今年ドラフト指名されなかったら野球を諦めるとのことで、今年がラストチャンスの年となっています。
この強肩をプロの世界で見せることなく引退してしまうのは大変惜しいので、推薦させていただきます。
終わりに
信濃グランセローズは現在BCリーグで2位につけており、他にも有望な選手を多数抱えているチームです。
先週行われた明治大学との交流戦では宗山塁や杉山など主力がそろったチームに対して7-3で快勝するなど、その実力は確かなものがあります。
試合の様子は「グラッツェルチャンネル」という公式Youtubeチャンネルにて時々公開しているようなので、もし気になった方がいればぜひそちらもご確認ください。
…いい選手がそろっているのだから、非紳士的行為などせず、真摯に野球に取り組んでほしいですね。
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