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庄内なまりのおかあさん

2020年のこと。

電話の向こうで声がふるえてた。

借りたお金をかえしたいけどかえせない。

そんなわたしに貸してくれるところがありますか。

もう手元にほんとにお金がなくて。

今月の支払いができない。

そんな電話がかかってきた29日金曜日。

あなたの小さなお店がなかったら、

こまるひとがいるでしょ。

こんなときこそ

民商にすぐ連絡して。

困ってるのは 

悩んでるのは

あなただけじゃない。

はずかしくなんかない。

みんな大変ななか、歯を食いしばってんだ。 

お客さんが手紙をくれたんだ。

いつもありがとうって。

誇りをもって商売してきた。

なんとか生きのびたいけど。

もうだめかもしれない。

わたしも泣いてしまった。

非効率かもしれないが

まちになくてはならない商いをしているひとが

大切にされない国。

持続化給付金?

自分でネット申請できないような

ちっぽけな弱い業者は助けないって

切り捨ててる。

「エッセンシャルワーカーを励ます」という名目の。ブルー・インパルスが轟音あげてとびさった。

その費用のたった何%かあれば

すくわれる人が

たくさんいるんだよ。

庄内なまりのおかあさん。

あなたがはりきって

お客さんと笑いあってる

そんな姿が見たいです。

#業者婦人はまちの花  

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