2024秋競馬初日なのでnoteでも書くか

改良として自信度(断じてSSSSSとか書いて煽るつもりはない)と短評を加えてみることに。目安を置いておきます。
★★★→ほぼ確勝級だと思ってる。
★★☆→標準。勝ちまで見込みたい。
★☆☆→勝つまでは望めないだろうが、複勝圏内に食い込むチャンスはある。


中山

★☆☆2R(開幕週の馬場なら積極策に期待したい)

◎11ウィングコマンダー
好スタートからスピードを生かして逃げを打った新馬戦では終始手応え優位に運んだが、11.8-11.1と勝ち馬ファイアンクランツが刻んだラスト2Fの急加速で引き離されてしまった。この結果から控える競馬を試した前走は全く見どころがなく、直線に入っても馬群の中で伸びようとしなかった。
3キロ減騎手を起用し、さらにワンターン戦に短縮してくる今回なら思い切った先行策に舵を切ってくるはず。追われてからギアを上げてくるのとは違って一本調子なタイプなら中山芝1600mの持久力戦がフィットする。

★★★6R(再度外枠で負けられない)

◎14オーブルクール
初戦は内枠で出遅れるとキックバックを嫌ってまともに追走できなかった。馬群の外に持ち出して気持ちが入ってからの追走は見どころ十分だったが、短距離戦のレース中盤で大きく捲っていくチグハグな走りでガス欠を起こした。
そこから-16kgと大幅に馬体を絞り、しかも外枠を気持ちよく先行した2走目では2番手追走から逃げ馬を力強く捉えて4馬身差の圧勝と大きく変わり身を見せた。自身の走破タイムは同日2勝クラスの勝ちタイムよりもコンマ2秒速く、終始フワフワしていた走りからもさらなる上積みが見込める。
今回は近5走以内で現級馬券内を経験した馬がたったの2頭とかなり相手関係に恵まれた。希望通りの外枠なら即通用。

★★☆9Rアスター賞(2強ムード打ち破る)

◎8ソルエパトリオット
初戦でも好スタートを決めていたが、外から被されたことで前のポジションをを譲ると馬群の中でゴチャつき、コーナーで詰まり通してスムーズさを欠くレースになった。
この反省から2戦目は好スタートから迷いなく主導権を奪い切った。抑え気味に運んで前半3F通過35.9とスピードを見せ、後半4Fに12.2 - 12.2 - 12.2 - 12.0とタフな持久ラップを刻みながら逃げ切った内容には味がある。
馬体重390kg台と小柄な馬らしく中山向きの器用さとパワーが感じられる。東京芝1600の持続力戦を勝ち上がってきたウィンターベル、平坦向きの持久力を見せるジャルディニエと比べれば適性面で上回っている。

★☆☆11R紫苑S(立ち回りの巧さ生かして)

◎3テリオスサラ
2歳秋の赤松賞では差しが決まる展開を前の2番手で唯一粘りこみ、桜花賞馬ステレンボッシュの2着に食い込んだ。フェアリーSでも大出遅れから馬群に取り付きながら直線で目立つ脚を使ってきたように重賞で勝ち負けになる能力は持ち合わせている。次走のクイーンCは東京Dコースの内有利馬場を外の3番手から強気に動いてバイアスに逆行し、フラワーCは重賞連戦の疲れが出た影響で全く伸びきれなかった。
そこから間隔を開けて臨んだ前走の古馬1勝クラスは直線の早い時点から既に手応えが悪くなっていたが終始スタミナ切れすることなくしぶとく立ち回って3着を死守。この走りは決め手勝負に分が悪かったことと、休養明けが響いたものと解釈したい。
1度使った分で上積みが見込めるし、開幕週の小回りの先行力としぶとさが求められる条件はぴったり。父ロジャーバローズは距離延長で臨んだダービーを勝っているように産駒も延長向きの印象があり、1ハロンの延長と内枠確保で持久力をフルに生かしたい。

中京

★★☆8R(荒れた馬場+急坂向きのパワー感じる)

◎8サンライズタイソン
元々は中距離をメインに使われてきたが、道中で抑えきれずに捲っていってしまうような気性の激しさから4走前にスプリント路線へ転向。1勝クラスに目途を立てつつある。
4走前は3頭勝ち上がりのハイレベル戦。初めての距離に戸惑ったうえに直線で馬群を捌ききれなかった。3走前は開幕週で前が止まらなかったが坂での伸び脚は目を引くものがあった。2走前は内NG馬場で最内に特攻してしまって全く伸びてこられなかった。前走も11頭立ての直線で捌ききれず、上がり最速の末脚を持て余した。スムーズな競馬が叶えばこのクラスで上位に食い込めるポテンシャルは秘めている。
自身の未勝利勝ちは重馬場で記録しており、先週の台風の影響で馬場がボコボコに荒れた今の中京はベスト。平坦コースばかりを使われているが、3走前の福島では坂で伸びてきたように急坂向きのパワーがある。展開が向けば上位まで届く。

★★☆9R浜名湖特別(絶好のチャンス逃せない)

◎8ダンツエスプリ
中京芝2000mでは昨年の夏に1勝クラスを勝利。最後方から大外を回すと直線で1頭違う脚で伸びてきて、2着馬シュタールヴィントとともに後続を4馬身突き放した。ここで追い比べを演じたシュタールヴィントは既に2勝クラスを突破している。
近走は適性に合う条件がなかったが、4走前には最後方から上がり最速で追い込み、阪神芝2000mで走破時計が2分を切ってきた内容があるように現級でも決して足りていなかったわけではない。
今回は1勝クラスを勝った当時と同じコース、しかも小頭数+外差しが決まる馬場という条件まで完全一致。メンバー構成からは明確にペースを上げる逃げ馬は見当たらずスローペースが見込まれる。決め手勝負に持ち込めるなら突き抜けてもいいパワーがある。

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