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【統率者/EDH】ニューカペナの街角 統率者戦デッキレビューその2「貴顕廊一家の殺戮」

※本記事は全編無料でご覧になれます。

こんばんは。Lapisです。
今回は前回記事の続きで「ニューカペナの街角」の統率者デッキのレビューとなります。前回記事は以下にリンクを貼っておきますので、興味がある方はそちらも見てみてくださいね。

前回は「常夜会一家の活動」についての紹介となりましたので、今回紹介は青黒赤の「貴顕廊一家の殺戮」の紹介となります。
それでは早速始めていきましょう。

※本記事はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社のファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
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1.デッキ紹介

改めて、今回紹介するのは青黒赤の「貴顕廊一家の殺戮」となります。

今回もパッケージで表紙になっている《画家、アンヘロ/Anhelo, the Painter》を統率者として話を進めていきます。

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例によって、デッキレシピについては公式サイトの紹介ページをご覧ください。

2.注目カード

このデッキで限定収録されたカードは以下の17枚。
※統率者デッキ、コレクターブースターからのみ手に入るカードを指します。

《画家、アンヘロ/Anhelo, the Painter》
《繊細な筆、パルネス/Parnesse, the Subtle Brush》
《壮麗な複製/Extravagant Replication》
《完璧な偽造/Flawless Forgery》
《悪意あるコンシェルジュ/Sinister Concierge》
《屍体勘定/Body Count》
《根気強い探偵/Dogged Detective》
《見せしめ/Make an Example》
《ゴミ処理/Waste Management》
《ザンダーの契約/Xander's Pact》
《大胆なすり替え/Audacious Swap》
《決然とした反復/Determined Iteration》
《呪縛のソプラノ歌手/Spellbinding Soprano》
《謎めいた追跡/Cryptic Pursuit》
《貴顕廊一家の合流点/Maestros Confluence》
《炎を運ぶ者、サイリクス/Syrix, Carrier of the Flame》
《密輸人のバギー/Smuggler's Buggy》

この中で、限定収録の中でショップ価格が1000円を超えるカードは《決然とした反復/Determined Iteration》くらいでしょうか。

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トークンのコピーを作り、それに速攻を付与するカード。専用構築でなければ使いづらい感が否めず、このデッキ内には相性が良いカードも多くないので別のデッキで活躍させたいところ。トークンを複数並べる「舞台座一家の喧騒」の方が活躍できるかも?

統率者であるアンヘロと相性の良いカードということなら《根気強い探偵/Dogged Detective》が挙げられるでしょうか。

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パワーが2あり自身は死んでも条件次第で墓地から手札に戻るため、アンヘロの犠牲コストに丁度いい1枚。登場時にデッキトップ操作もできるため、欲しいカードをドローできる可能性が上がります。

同様に犠牲で生贄にするためのクリーチャー候補として《炎を運ぶ者、サイリクス/Syrix, Carrier of the Flame》も相性良さげ。

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墓地へ行っても条件次第で場に戻るため、繰り返し生贄にできるコストとして重宝しそう。ただ、狙って蘇生させたいなら追加でフェニックスを何枚か採用したいところですね。

3.デッキの動かし方

改めてアンヘロの能力を確認してみましょう。

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各ターン最初に打つインスタントかソーサリーをパワー2以上のクリーチャーを裂くることでコピーできます。アンヘロ自身のパワーが1しかないためコピーするには他に生贄用のクリーチャーを用意する必要があります。このデッキには《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》など繰り返し場に出せるクリーチャーが多数収録されているため、まずはそれらのクリーチャーを展開して準備を整えましょう。

呪文のコピーについて、軽量ドローをコピーして手札を増やすという使い方も悪くありませんが、わざわざコストを用意するなら派手な重量系呪文をコピーして使いたくなるもの。このデッキならば《クローンの軍勢/Clone Legion》《忌むべき者の軍団/Army of the Damned》などが該当するでしょうか。フィニッシャー級のインスタント、ソーサリーについては増量してもいいかもしれませんね。

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4.このデッキの長所・短所

<長所>軽量ドローが多く初動が安定している。
《思案/Ponder》《定業/Preordain》などの軽量のドローが多く、デッキトップ操作のカードも多いため初動が割と安定します。マナファクトが多数収録されているため高マナ域にアクセスしやすいのもポイント

<短所>勝ち切るための手段が少ない。
アンヘロの能力を活かして勝とうとしても、ゲームを決め切るほどのパワーを持つインスタント、ソーサリーが足りないため勝ち切るのが難しいのが難点です。《忌むべき者の軍団/Army of the Damned》を普通に打つのとフラッシュバックで打つのを2回ともコピーして盤面をゾンビまみれにすればなんとかなるかな…。

5.総評

デッキ内にコンボを決めるための下準備を整えるカード、コンボのための生贄用クリーチャー、コンボ用の重量呪文が揃っているため、購入したままの状態でも統率者を活かしたコンボが決めやすいのがこのデッキの良いところです。デッキ自体の完成度は他に比べ高い方かと思います。

ただ先述の通りコンボを決めても勝ち切るほどの状況を作り出せないのが欠点と思います。この部分は使い手が各々の好みでフィニッシャー級呪文を追加していくのが良いと思いますね。

6.強化案

ここからはまたこのデッキを更に強化したい場合の個人的なおススメカードの紹介です。前回と同様、比較的安価で4~5年以内のセットに収録されたカードを優先的にピックアップしていますので、入手難易度もそこまで高くないと思います。

《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》

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青黒赤の重量呪文と言えば当然コレ。各プレイヤーのリソースを削り、自分は大量のアドバンテージを稼げる1枚です。コピーして2回使用すれば各対戦相手に6枚ハンデス+2体生贄+ライフ10点ルーズと大きな損害を与えつつ自分は6枚ドロー+墓地のクリーチャー2体回収+10点ゲインと、アドバンテージ面でかなりの差をつけられます。シンボルが非常に重いですが、それ故に使ってみたくなるロマン砲でもあります。

《時間のねじれ/Time Warp》

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言わずと知れた追加ターン呪文。コピーすることで追加ターンを2ターン分得ることができます。これ以外にも《時間操作/Temporal Manipulation》等の他の追加ターン呪文全般と相性が良いため、入れられるものは可能な限り投入してもいいでしょう。

《絶望招来/Invoke Despair》

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対戦相手一人にクリーチャー。プレインズウォーカー、エンチャントを生贄にさせるソーサリー。生贄にできなければ相手はライフルーズし自分はドローできます。根本原理ほどではありませんが相手のリソースをごっそり奪うことができるので、コピーして2回打てば相手に大きな損壊を与えることができます。コピーは別の対戦相手を対象にしてもいいので、場合によってはライバルを2人蹴落とせるかも。

《紅蓮操作/Pyrokinesis》

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アンヘロの能力は各ターンで使えるため、相手ターンに打つ除去や打消しもコピーすることができます。このカードはピッチスペル(マナコストの代わりに別のコストを支払って唱えることができる呪文)であるため、マナがなくとも打てる除去として挙げていますが、他にも範囲の広い除去を追加採用するのもアリかと思います。

《貴顕廊一家の隆盛/Maestros Ascendancy》

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生贄を用意すれば墓地の呪文を再度使用できるようになるエンチャント。こちらはアンヘロと違い生贄にするクリーチャーのパワーを問わないため、より簡単に使うことができます。もちろん唱える際にアンヘロがいれば犠牲コストを払うことでコピー可能なので、強力な呪文をガンガン使い倒して相手を圧倒しましょう。

7.最後に

今回はここまでとなりますが、いかがだったでしょうか。
今回のデッキはギミックがとても面白いので、改造しがいがあると思います。自分でも色々とこのデッキで使ってみたいカードが浮かんでいるので色々弄って遊んでみたいと思います。
さて次回は「土建組一家の猛威」のレビューを投稿予定です。お楽しみに。

前回もお伝えしましたが、本記事は有料扱いとはなっているものの記事の内容自体は全編無料でお読み頂けますので、内容が良かったと感じて頂けたら記事購入で応援して頂けると嬉しいです。

では今回はこれまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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