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狭い部屋の小さな戦い

割り・箸・Death!


在宅勤務を始めて1時間ほど。

ふと窓の方を見ると・・・え?

長さ4cm、幅5mmほどの・・・いもいもしい生き物がモッモッとレースのカーテンを登っておられました。

・・・え?ええっ!?

なんで?なんなの?どうしよう?

私の目はそのチャコールグレーのふっくりとした生き物に釘付け、脳は疑問符でいっぱい、体は拒絶反応で萎縮。

恐怖でどうすればいいのか、ぼんやりしかけたけれど、一瞬で意識をはっきりさせて出した結論。

このまま、あなたと同居生活をすることはできません!

申し訳ありませんが強制退去とさせていただきます。

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・

旦那さんが帰ってきてから退去依頼をするのでは遅すぎる。

今すぐ、私がやらなくちゃ。

幸い、動きは遅そうだし、飛んだりもしないはず。

ティッシュに包んでベランダから外へ?

いや、もしかするとティッシュにしがみついて、ティッシュをパタパタ振っていたら私の方にポーンとか・・・いやああああ!

・・・ティッシュに包む作戦はやめよう。

割り箸?

そうだね。割り箸でつまんでベランダからポイ、かな。

ただ、この生き物の強度がどれくらいかわからないから、力加減を注意して強すぎず、弱すぎない力で挟まないと。

その前に窓を開けておいて。

そぉ〜、えい。

・・・ぽと。

ぎゃあ!床に落ちた!そんでちょっと丸まった!

焦りながら床から割り箸でつまみ上げて、慌ててベランダへ。

ベランダから下をのぞいて、誰もいないのを確認。

パッ。ピュ〜ン。

さやうなら〜。

これにて強制退去、完了。


タイトル画像の割り箸。

さすがに本体?の生き物を写真に収めることは・・・私にはできなかった。

そして、割り箸はミッションコンプリート後に即、ゴミ箱行き。

たぶん、あの生き物は昨日、実家からいろいろな採りたて新鮮野菜を持ってきたのにくっついていたんだろうな。

自然はいいけど、虫が苦手すぎるため、将来、田舎に住めるか心配だわw

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