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海老で鯛を釣る
小さな元手で大きな利益を得ることのたとえ。
なので、ここで言う「海老」とは伊勢海老のような立派な海老ではなく、桜エビくらいの小ささとか?
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最近、旦那さんの残業が続いている。
仕事があって、お給料を貰えるって素晴らしいね、とはいえ、そんなに若くもないし、体力があるわけでもないので体調も心配になる。
仕事内容が臨機応変に対応する、クリエイティブかつ、たまに肉体労働あり、という頭も身体も使う系。
やりがいはあるようだけど、毎日遅い時間に「ただいま〜。お腹空いた〜」とヨロヨロ帰ってきて、夕飯を目を輝かせながらモリモリ食べている。
旦那さんは「おいしい」の幅が広めなので(ほめている)私が作った料理をたいていの場合「おいしい!」と喜んで食べてくれる。
もしくは本当に好きな味だった時には言葉少なめにゆっくり噛み締めている。
そんな言葉や姿を聞いたり、見たりしたら・・・料理の作りがいもある。
そもそも料理は好きな方だったけど、リュウジお兄さんのレシピに出会ってから「ほぼハズレなし」でおいしくできて、しかも手軽に揃えられる材料で手間もあまり掛からないので、毎日のように「バズレシピ」がテーブルに並んでいる。
今朝(も)旦那さんに「今日は?早い?遅い?普通?」と帰りの時間を聞いてみた。
「う〜ん」と捗々しくない返事の旦那さん。
「じゃあ、今日の夕飯はアレ、作るよ」
「アレ!?・・・じゃあ、今日は早く帰らなくちゃ」
「アレ」とはリュウジお兄さんのレシピ「至高の水炊き」のことである。
旦那さんが好きすぎて「鶏料理で一番おいしい」「毎週食べたい」と言い、何度もリピートしているうちに「至高の水炊き」が「水炊き」になり、ついには「アレ」で通じるようにw
海老で鯛を釣る。
「アレ」で旦那さんを釣る。
今日は早めに帰ってくるかなぁ。
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こうかはばつぐんだ