忍者の本懐

忍者は任務のために素性を隠して村に住み着き、月日が流れ、その真の目的を忘れることもある。

・・・そうだろなw

初めは「よし！この目的のために！」と意気込んで村に潜り込んでみたけれど、理解ある人に出逢い、なんやかんや結婚して子どもが生まれたりして「・・・幸せだし、まぁ、この生活でいっか」ってなるのも、あるかと。

9月から始めた派遣の仕事。

オフィスカジュアルに馴染めず「なんとかギリセーフ？」というラインで、オフィスレディに擬態していたが、いよいよ「パンプスが一足しかない」という事態のため、渋々、追加で一足購入。

それがタイトル画像のくすんだベージュみたいな色のパンプス（楽天スーパーセールにて）

・・・あぁぁ、なんと気乗りしない。

ネットで靴を買うのは、サイズもデザインも色味も、実際に見て履いて確かめることができないから、服よりもさらに難しい気がする。

キャッチアンドリリースならぬ、サイズが合わなければ即返品しようと、届いてすぐに室内で試し履き。

ストッキングも履いて、いざ。

サイズは問題なかった。

これなら正しいオフィスレディになれそう。

ただ、私の気持ちの盛り下がりだけが問題だった。

・・・私はオフィスレディになりたくて派遣の仕事をしている訳じゃない！

そうだった！

オフィスレディは仮の姿で、派遣先（村）に潜入している忍者じゃないか。

村で信頼とお給金をいただいて、上忍（在宅勤務が出来る自営業）を目指すのだ。

本懐を忘れてはいかん。